八王子市の土地相場はどのくらい?
マイホームを購入する際、気になるのはそのコストですよね。ここからは八王子市の土地相場について紹介します。2020年の八王子市の地価平均は15万7,398円/㎡、坪単価平均は52万324円/坪です。
エリアごとのランキングを見てみると、最も高いのが京王八王子エリア(地価平均 62万9,500円/㎡、坪単価平均 208万991円/坪)で、次いで八王子駅エリア(地価平均 44万7,250円/㎡、坪単価平均 147万8,512円/坪)、京王堀之内エリア(地価平均 17万6,583円/㎡、坪単価平均 58万3,746円/坪)などとなっています。
一方で最も安いのは川口町エリア(地価平均 5万4,697円/㎡、坪単価平均 18万816円/坪)で、次いで西寺方町エリア(地価平均 5万8,720円/㎡、坪単価平均 19万4,115円/坪)、元八王子町エリア(地価平均 7万2,985円/㎡、坪単価平均 24万1,275円/坪)などとなっています。
このように比較してみると、同じ八王子市内でもエリアによって数十万円単位で地価に差があることが分かります。ちなみに東京都の市区町村ごとのランキングを見てみると、八王子市は 45位。23区を除いた東京都下だけでは、 22位となっています。
土地にかけるコストを安く抑えることができれば、その分建物にコストをかけることができますよね。東京都内でマイホームを持ちたいと考えたとき、地価の高い市区町村では建物にかける予算が限られてしまい、妥協せざるを得ないかもしれません。そういった意味でも八王子市は、なるべく建物にコストを使いたい、理想のマイホームには妥協したくないという方におすすめです。
※ここで記載している金額はすべて公示地価・基準地価の総平均です。
まずは土地探し!土地探しのポイントはこれだ!
はじめて一戸建てを新築する場合、まずは土地探しをすることになります。どんなところにポイントを置けばいいでしょうか?
■ 交通アクセス
最寄り駅までのアクセスは当然ながら近いほうがいいです。とくに奥さまやお子さんに危険が無いように、街頭が整備された安全なルートがあることは大切。そのほか、始発や終電の時間なども不便がないことを確認しましょう。
■ 通勤・通学・買物の利便性
家族の通勤・通学に要する時間、乗り換えの有無、利用路線の混雑具合などはもちろん、主婦(主夫)が買物できる施設が近隣にあるかも調べましょう。
■ 公共施設へのアクセス
各種病院をはじめ、銀行や郵便局、図書館、体育館、役所などへのアクセスがいい場所が望ましいです。
■ いまと将来の住環境の良し悪し
公園や緑が多い。人気の商業施設がある。閑静であるなど、環境が良いかどうか調べましょう。いまだけでなく、再開発計画なども調べることで、将来的にどうなるかを知ることができます。
注意すべきは大型ショッピングセンターの存在。あまり近いと土日に道路が混雑したり、うるさくなったりします。近隣にあると便利ではありますが、繁華街のようにこどもの教育には悪影響になるケースもあるので吟味しましょう。
そのほか、用途地域による制限の有無、建ぺい率、容積率、土地の形状・境界、接している道路状況、地盤、浸水地域かどうか、土壌汚染などの過去が無いかなど、調べることは限りなくあります。わが家のように地元に精通した工務店に土地探しから施工を依頼すると、すべてチェックしてもらえて、しかも独自ルートで入手可能。とにかくおまかせできて楽なのでおすすめです。
ポン
- 交通アクセス…街頭が整備された安全なルートであるか、始発・終電の時間に不便がないかチェック
- 通勤・通学・買物の利便性…通勤・通学がしやすいか、買物できる施設が近隣にあるかチェックしよう
- 公共施設へのアクセス…病院や銀行、郵便局などにアクセスしやすいと便利
- いまと将来の住環境の良し悪し…環境の良し悪しはもちろん、再開発計画なども調べると将来的にどうなるか想像しやすい
マイホームを建てた人にアンケート調査をしました!
マイホーム建てる際は「工務店」派?「ハウスメーカー」派?と今回工務店を選んだ理由の2つを調査しました。
それぞれアンケート結果は以下のようになりました。
マイホーム建てる際、「工務店」派?「ハウスメーカー」派?
工務店を選んだ理由
「工務店」派?「ハウスメーカー」派?のアンケートに関しては、「ハウスメーカー」が59%。それに対して、「工務店」は41%でした。2つ目の質問の工務店を選んだ理由に関しては「地域密着型である信頼感」が一番多く、2番目に「建築の自由度」がありました。
工務店とハウスメーカーではそれぞれメリット・デメリットがありますが、工務店はハウスメーカと比較すると工務店は地域に密着したサービスを提供できるメリットがあります。
地域ごとの事情を把握しているため、条件に応じてどのエリアに建てたら良いかを詳しく教えてくれます。建築時の自由も利きやすいため、「こんな条件の家を建ててみたい」と言った希望をたくさんお持ちの方は、相談しやすいでしょう。
また自社一貫体制が多いのに加えて、施工技術が高いにも関わらずコストは高すぎないため、利用しやすいのもメリットです。
ハウスメーカーor工務店…どちらがおすすめ?
家を建てる場合、ハウスメーカーに依頼する方法と、工務店に依頼する方法があります。とくに注文建築の場合、どちらがおすすめなんでしょうか?メリットやデメリットを比較してみましょう。
【メリット】
■ ハウスメーカーの場合
・対応エリアが全国
・経営基盤が安定している場合が多い
・ブランド化されていて信頼できる
・各地の住宅展示場にモデルハウスがあり、気軽に見学できる
■ 工務店の場合
・地域密着型で地元の理由に精通し、すぐに対応してもらえる
・柔軟な対応が可能で、建築の自由度が高い
・コストパフォーマンスにすぐれていることが多い
・請け負った住宅建築は自社で担当する場合が多い
【デメリット】
■ ハウスメーカーの場合
×下請けが請け負う場合がほとんど
×間取りなどの自由度が低いこともある
×宣伝費や営業マンの人件費を施主側が負担している側面もある
■ 工務店の場合
×経営基盤が安定していない会社の場合、倒産なども起こりうる
×モデルハウスが無い場合がある
わたしは自分と家族の理想をできるだけ盛り込みたかったことと、自社施工であること、八王子市で住宅建築をし続けてきた信頼感を重視して、工務店を選びましたので、工務店おすすめ派です。
しかし、工務店でもモデルハウスを用意していたり、ハウスメーカーでもコストを抑えた住宅を提供している会社もあったりと、上述の限りでないところも当然ありますので、各人のニーズに合わせてどちらか理想に合ったほうを選べば良いと思います。
耐震対策は大丈夫?自然災害に備えた注文住宅作り
地震への対策は良い地盤を選ぶことと建物の耐震性を高めることです。洪水の危険は八王子市が提供しているハザードマップで確認できます。注文住宅は資産としての価値があるので、立地条件以外にも十分な災害対策が必要です。
そのためには必要な情報を確認することが大切となります。
危険を未然に防ぐ切り札としての土地選び
災害に遭わないためには土地選びが必要となります。八王子は幸いにして都内では安全な地域です。注文住宅を建てるためには最小限の注意だけで安全性を確保することが可能となります。東京の中心部は関東ローム層の地域と多摩丘陵に分かれます。関東ローム層の地域は標高が低く、地盤が悪い部分も多く存在します。
それに対して八王子は多摩丘陵に属しているので地盤は一般に良好です。標高も比較的高いので、洪水にも安全な部分が多いのが特徴と言えます。富士山の噴火等を除いては災害に対して安全な地域でも、河川の流域など部分的に危険な場所も存在するので注意が必要です。
注文住宅のために土地を選ぶ場合は単に利便性だけでなく、災害への安全性も考慮することが大切となります。注文住宅は住むことが第一の目的ですが、資産としての価値も存在します。災害への遭いにくさは資産としての価値を高めることになるので、注意深く検討することが必要です。地震洪水以外の災害ではがけ崩れがありますが、市役所のがけ崩れ危険区域を知ることにより、危険を避けることも可能となります。
水害に遭わないために必要なハザードマップ
全般に標高の高い八王子地区は水害には強い地域と言えます。
しかし、河川の流域はこの限りではなく、安全性を検討することが必要です。水害の危険性は八王子市が提供するハザードマップにより知ることができます。ハザードマップの予測は信頼性が高いことで知られているので、事前に危険を知ることができます。
これから土地を取得する場合は水害の危険が予想される地域を避けることが必要で、すでにその地域に土地を取得している場合は建物の高さや構造方法の検討が必要です。河川の氾濫は単に建物に被害を与えるだけでなく、土地そのものの存在を危うくします。
また、水害に遭いやすい地域は一般に地盤が弱く、地震に対しても不利であることが知られているのです。土地を選ぶことは建物を吟味することよりも大切なので、慎重な検討が必要となります。水害の発生は無くても、雨水の通り道となる場所も存在します。土地を選択する場合は雨の日に訪れるなどして安全性を確認することも必要です。古地図により過去のその土地の履歴を調べることも効果的です。
地震対策の要となる良好な地盤選び
地震の対策で要となるのは良好な地盤選びです。地耐力の高い土地は地震の揺れを弱めると共に、建物に揺れが伝わり難くなります。逆に低い土地は地震の揺れを大きくする傾向があり、建物に揺れが伝わりやすくなります。そのため、地震対策としての土地選びでは地耐力の高い地盤を選ぶことが欠かせません。
弱い土地の場合は補強工事により強さを高めることも可能ですが、その効果は限られています。その土地の地耐力を知るためには専門的な調査が必要となりますが、簡単な診断方法もあります。専門家に相談することで、その土地の地耐力を知ることは比較的容易です。全般的には安定している八王子の地盤ですが、造成工事を行った新たな土地では注意が必要となります。
造成地には切土と盛土があり、盛土は一般的に地盤が弱いことが知られています。また、強い部分と弱い部分の断層がある場合は、その上部は地震時に引き裂かれる恐れがあります。異なる種類の地盤がある場合は、その利用に慎重な配慮が必要です。土地の情報が提供されていない場合はそれなりの調査を要求することが必要です。
地震に強い住宅をつくる筋違い補強
住宅には様々な耐震性を高める工法が存在しますが、工務店で一般的に用いられるのが木造筋違いです。建築基準法にも標準的な工法として基準があり、最も一般的な工法です。しかし、筋違いは設置部分が偏っていたり、量が少ない場合は十分な耐力が得られない特徴があります。
この工法を採用する場合十分な壁の量を確保することが大切です。十分な壁を確保しようとした場合、プランニングにも影響を与えます。大きな居間を1階につくろうとした場合はその部分の壁が少なくなります。壁を確保するためには部屋を小さく仕切り、壁を設けやすくする工夫が必要です。筋違いの壁は平面的なバランスが必要となるので、配置には注意が必要となります。
東西南北に均等に配置することの他、外壁だけでなく内部の間仕切壁にも一定の量の壁を確保することが必要です。筋違い壁には十分な補強金物を設置し、揺れに丈夫なつくりとすることが必要となります。工務店によっては最低限の筋違いしか設置しないこともあるので、発注者は設置の必要性を訴えることが大切です。
2階建て住宅の耐震性を高めるための直下率
過去の大地震において、法的に定められている最低限の筋違いの量だけでは十分な耐震性が確保できないことが明らかになりました。建築基準法では最低限度の設置基準しか定められておらず、発生頻度が500年に一度の巨大地震には十分ではないことが明らかになっています。
また、2階建ての場合は1階と2階に設置する筋違いの位置が耐震性に大きく影響することがわかってきました。すなわち、2階に筋違い壁がある部分の1階にも筋違い壁がある率を示す直下率が、地震に対する強さに大きく影響するのです。このことは建築基準法の規定には盛り込まれておらず、施主が自ら業者に対して注意を促す必要があります。
2階に壁がある場所では1階にも壁が必要となることにより、プランニングの制約は高まることになりますが、地震への抵抗を高めるためには必要なことです。地震に対する対策は工務店により異なるので、施主はどの程度期待するのかをはっきりさせておくことが大切となります。特に地震大国の日本では500年に一度の頻度で起こる巨大地震への対策も必要です。
耐震性を客観的に把握する各種の基準
地震に対しては建築基準法に最低限の規定がされていますが、十分ではありません。十分に地震に抵抗するには任意の基準をクリアすることが必要です。国は建築基準法以外に施主が自ら選ぶことのできる基準を設けています。住宅性能表示制度では耐震等級が定められ、等級3が最上とされています。
施主は任意にこの基準を自ら選択することで、建築基準法の規定を上回る強さの住宅を建てることが可能です。さらに、長期優良住宅の仕様も高い耐震性を考慮しているので、適用により建物は地震に強くなります。木造住宅をこれ以上強くするためには伝統木工法などの採用が考えられますが、それなりの予算が必要です。
2×4工法は壁が多いため、地震が起こった時は強い抵抗を示しますが、耐久性に問題があることもあり、採用では注意が必要です。一般に屋根が軽いほど地震に対しては有利となることが言われています。地盤が弱い土地では瓦屋根の採用は避け、鋼板などの軽い材料を使うことも効果的です。注文住宅は施主の希望で地震に対する抵抗を高めることが可能です。
参考:八王子市|ハザードマップ
注文住宅を建てるときの予算相場ってどれくらい?オプションはつけるべき?
八王子で注文住宅を購入する人がいますが、なるべく相場より安い価格で家づくりを行いたいものです。注文住宅を購入するための予算相場を把握し、どんな費用がかかったりどのような要素が住宅取得に影響するか理解しなければいけません。
八王子など住む地域によっていくらか相場が異なるので注意が必要です。
家にこだわるほど金額は高くなる
八王子において注文住宅を建てる場合、平均3,500万円〜4,000万円ぐらいです。家の広さやこだわりの素材を利用すると金額が前後しますが、最低このくらいはするでしょう。3,000万円以下で購入する人もいますが、オプションを外したりこだわりの家にはし辛い特徴があります。4,000万円以上になると二世帯住宅になったり、いろいろなオプションを利用してこだわりのある住宅を建築することが可能です。
一般的な住宅ローンを組むとだいたい30年以上かかる金額になるので、少しでも安くならないかなと思うのは当然のことです。そのような場合、いろいろと工夫することによって費用を抑えることができます。家へのこだわりを捨てることによって、何百万円という費用を抑えられるかもしれません。
例えば業者毎に比較検討すると便利です。注文住宅の場合、業者との話し合いを行う段階において建て主の希望を含めた見積もりを出してもらうことができます。業者間において差が出るところで、この見積もり比較が大切になります。業者は依頼者の気持ちに応えようといろいろとアレンジしてくれますが、予算をオーバーしているケースがあります。
一生に一度の買い物になるかもしれないので、後悔したくないものです。同じ条件でも業者によってコストを抑えられる技術を持っているところがあり、実際に見積もりすることで違いを比較することができるので便利です。
頭金からローンを考えることができる
八王子での住宅購入の予算を決めるため、用意できる頭金を考えましょう。頭金は住宅購入額20%以上で、少なくても10%は用意することをおすすめします。現在の貯蓄額から引越し費用や仮住まい費用などを差し引いて、頭金にいくらまわせるか計算することが可能です。
もし頭金を1,000万円用意することができる場合、4,000万円の住宅を購入することができるでしょう。尚、年収や完済するまでの期間を検討すると4,000万円までのローンを組めるとは限りません。住宅ローンの返済は約30年前後と長い期間に渡ります。重要なポイントとして、定年までに完済することができるかがあげられます。
例えば現在35歳だとして定年が65歳の場合、返済の最長期間は約30年を目安にしたいです。低金利ローンは利息が少ないので魅力的ですが金利変動型や固定期間選択型などのケースが多く、景気などの動向と関係するので注意が必要です。
支払い金額を明確にしたいなら、多少金利が高くても全期間固定型がおすすめです。返済期間や金利などに年収を加え、住宅ローンで融資してもらう金額を決定することができます。
設備のグレードをアレンジしよう
注文住宅のコストを安く抑えるにはいくつかのポイントがあり、例えば仕様や設備などのグレードをアレンジすることがあげられます。使用する資材や設備は安価なものや、高価なものまでさまざまです。低予算で抑えるには壁の仕上げ材をすべてクロスにしたり、お風呂の設備を既製品のシステムバスにするとコストを下げることが可能です。
オプションなどを使ってこだわりたい場所をそのまま残すなら、グレードを下げられる他の場所を探してみると良いでしょう。設備のグレードをアレンジすることによって、資材や設備などの費用をダウンすることが可能です。複雑な形状の建物にしないことがポイントで、住宅は凝った形状にするよりシンプルなデザインの方が費用は安いです。
正方形の建物が安価になる傾向があり、耐震性があって安定性が出るメリットもあります。水回りをできるだけ集中するという方法もおすすめで、例えばキッチンが1階にあり洗面台やお風呂場は2階にある場合、水回りの設備が離れていると配管設備が複雑になるのでその分費用がかかるものです。水回り設備は1ヶ所に集中すると配管工事費を節約することができます。
いくつかコストダウンできない場所がある
注文住宅の最初のプランは予算オーバーすることが多く、どこかを削ってコストを抑える工夫が必要です。設備機器などを工夫するとコストを下げることができ、最新の設備機器を使いたいと思っても、キッチンやバスルームなどの設備はグレードを少し落としたとしても機能的には劣りません。
天井や壁・床などの仕上げ材をグレードダウンすることができ、安いコストでデザイン性に優れている材料がたくさんあります。尚、コスト削減できない部分があり、柱や梁などの住宅の構造部分は大切です。耐震に関わるのでコストカットはやめておきましょう。
壁や屋根・窓などの断熱効果を落とすと、住み心地が悪くなるので注意が必要です。住宅の基礎部分は安定性や安全性に関わるので、コストカットはやめておきましょう。間取りや建築面積などを削減することができますが、これらは予算オーバーした時の最後の項目です。
注文住宅を建てるのに面積を削ったせいで住みにくくなっては困ります。コストカットするならオプションなどを含めて、住み心地に影響がない場所で考慮しましょう。
頭金が多いと後の支払いが楽になる
注文住宅の予算を決める際、資金計画をきちんと行なう事が大切です。注文住宅を建てるにおいて、かかる費用の内訳をきちんと把握しておきましょう。住宅購入費はいくつかに区分することができ、予算の70%を占めるのは建物本体の費用で、予算全体の15%~20%を占めるのが付帯工事費です。
残りの5%~10%は諸経費で、資金計画を立てる場合の大切なポイントは住宅ローンを滞りなく支払わなければいけないことです。実際にいくら自己資金を用意することができるか、世帯年収はいくらあり住宅ローンがどのくらい受けられるのか総合的に検討することが大切です。予算に合わせて購入する住宅の金額を決めましょう。
計画よりも理想とする住宅のほうを重視してしまうと、うまく資金計画が進みません。住宅ローンの金額が増えると生活を圧迫するので、慎重に考えるようにしましょう。
住宅ローンを組む場合、頭金の金額は多い方が返済は楽になるので、引越し費用や仮住まい費用を差し引いた後どのくらいを頭金にできるか計算することをおすすめします。住宅ローンには民間ローンの種類が豊富にあるので、自分に合ったプランを選択することが可能です。
工事費などいろいろな費用がかかってくる
注文住宅にはいろいろな資材が使われていて、手続きを経て購入することになります。費用の内訳が分からないと、いくらお金を用意すれば良いのか分かりません。注文住宅の費用内訳を区分すると、土地購入費用や本体工事費、別途工事費や諸経費になります。土地購入費は通常売買契約時において1割の手付金や、土地の引渡し時において9割の残金を支払う仕組みです。
本体工事は仮設工事や土工事、木工事や屋根工事などの種類があります。工事の種類が多いと職人の数が増えるので、本体工事費用は住宅購入費の多くを占めることになるでしょう。
別途工事費や付帯工事費は本体工事に付随する工事で、住宅に付随するインテリアや電設関連・エクステリアなどです。いろいろなオプションを利用するとコストが高くなるので、アレンジすることがポイントになります。建物だけでは生活することができないので、暮らすためいろいろな設備を取り付けます。
諸経費は住宅や土地の不動産を購入した際の手数料で、登記免許税や手続きした司法書士への謝礼や印紙税などが対象です。ローンを組むときには事務手数料や保証料がかかるので、しっかり最初から組み込んでおきましょう。
補助金を活用しよう
八王子市で注文住宅を購入する際、利用できる補助金制度を紹介します。
【戸建住宅ZEH化等支援事業】
高断熱・省エネ・創エネによって年間の一次エネルギー消費量ゼロを目指す住宅「ZEH」の新築住宅を建築・購入する個人が対象の補助金制度で、補助金額は60万円 です。一般社団法人環境共創イニシアチブに登録されたZEHビルダーが設計や建築する住宅であること、ZEH基準を満たす住宅であることなどの要件が定められています。
ZEH基準には、UA値(外皮平均熱貫流率)が0.6W/㎡・K以下であること、基準一次エネルギー消費量から20%以上のエネルギーを削減すること、太陽光発電システムを設置することなどがあります。詳細や最新情報についてはこちらを確認してください。
【東京ゼロエミ住宅導入促進事業】
「ゼロエミ」とは、「ゼロエミッション(=排出ゼロ)」の略。「ゼロエミ住宅」はZEHと同じように、高断熱・省エネ・創エネによって温室効果ガスの排出をゼロにする住宅のことを指します。ZEH の補助を受けるための性能値ではなく、仕様による基準を主要な評価方法として採用することで、申請のハードルを下げたものとなっています。
登録認証審査機関から「東京ゼロエミ住宅認証書」を交付されることで、補助を受けることができます。補助金額は50万円 で、床面積の合計が2,000㎡未満の新築戸建て住宅が対象です。詳細や最新情報についてはこちらを確認してください。
【百聞は一見にしかず】実際に住宅展示場まで足を運んでみよう!
注※画像はイメージです。
注文住宅を建てるにしても、分譲・建売住宅を購入するにしても、頭で考えているだけではなかなか具体的なイメージがつかめません。できるだけ早めに住宅展示場まででかけて、モデルハウスを見てみましょう。
見学には意外に時間がかかるものですので、余裕を持って時間設定をするのがおすすめ。半日かけてゆっくり見ていくつもりで出かけるのがいいと思います。
ただし、モデルハウスにオプションを盛り込んでいて、基本プランよりかなり豪華に建ててしまっているケースも多いので、その点は注意が必要です。宿泊体験できて、実際に調理もできるモデルハウスもあるので、お泊りしてみるのもいいと思います。
あらかじめ担当の営業マンに質問したいことをメモしておくのはもちろん、見学中に気づいたことも追加でメモしましょう。しっかり質問することで営業マンの質も見分けることができます。
また、モデルハウスを持たない工務店などは完成した実際のお宅を見学できる用意をしていることもあるので、積極的に参加しましょう。ただし、ひとさまの新築のお宅にお邪魔するのですから、新しい靴下や上履きを持参するくらいの気遣いが必要です。
ポン
- 見学は意外と時間がかかるので余裕を持った時間設定を!
- モデルハウスは基本プランより豪華になっていることが多いので注意が必要
- 宿泊体験できるモデルハウスもある
- 質問したいこと、気付いたことはメモしておこう
- 完成見学会では新しい靴下・上履きを忘れずに!
こだわりたい?or手間いらず?…注文住宅と分譲(建売)住宅の違い
新築の戸建を購入する際、注文住宅と分譲・建売住宅のどちらにするか?迷う方も多いことでしょう。分譲・建売のランキング部分でも少し触れましたが、それも含めて検証してみたいと思います。
【建売住宅はこんなニーズに適合する】
■ 土地を探す手間がない
土地付きなので土地探しの手間が要りません。また、小規模分譲地は便利な場所にあることが多いですし、大型分譲地は新しい街がひとつ生まれたようなスケール感があります。
■ ローンがシンプルに組める
土地と建物がセットなのでスムーズにローンが組めます。
■ すぐに入居したい
もうできあがっているので、手間隙かけずに入居することが可能です。
【注文住宅はこんなニーズに適合する】
■ 土地を購入済みのひと。古い家を壊して建て替えをするひと
リフォームか建て替えかの判断は、業者に相談するのが無難です。
■ 時間がかかってもすべてにこだわって理想の家を実現したいひと
間取りや設備にはっきりとした希望がある場合は注文住宅を選択しましょう。
■ 依頼しようと決めている住宅デザイナー・設計事務所、ハウスメーカーがあるひと
住宅デザイナーや設計事務所に依頼すると経費はかかりますが、施主のむずかしい要望も叶えてくれるプロのデザインが加わった住宅を建てられます。
■ 希望する特定の工法があるひと
デザインや間取り以外にも、住宅設計や性能に強いこだわりをお持ちの方は注文住宅建築が無難でしょう。
わたしの場合、自分や家族の希望をできるだけ反映した家づくりを希望していたので、注文住宅を選択しました。一生に一度の大きな買物なので、多少時間がかかっても間取りやデザインなどにこだわりを持ちたかったのです。
マイホームがすでにある人は建て替えやリフォームもあり!
ランキングでも述べましたが、建て替えがいいのか、リフォームがいいのかを判断する場合、「家屋が健全か否か」が鍵となりますので、早めに工務店などに調査を依頼し、トータル的に判断するのが無難です。くり返しとなりますが、雨漏りや水漏れによる腐食、シロアリ被害、地盤沈下や家屋の傾き、耐震強度の引き上げなど、土台や構造上の問題があれば建て替えがおすすめ。
そして、接道などの問題で再建築不可の場合や、建築確認に制限がある場合は建て替えができないケースもありますのでそこもよく調べましょう。狭小地でセットバックの必要があるが、住宅の面積がほとんど無くなってしまうときもリフォームになってしまいます。
ローンを組む場合リフォームのほうが融資条件がきびしくなりがちですので、その点も考慮して選択しましょう。
ポン
- 建て替えかリフォームか判断するには、家屋が健全か否かがカギとなる
- 調査を依頼し、トータル的に判断するのが無難
- 腐食・シロアリ被害・地盤沈下などが発生しているなら建て替えがおすすめ
- 建て替えできないケースもあるのでよく調べよう
- リフォームのほうが融資条件が厳しい
家を建て替える目安はどれくらい?
一戸建ての住宅を購入して住んでいると、ライフスタイルの変化や家の老朽化などが気になる場面があるかと思います。では、具体的にライフスタイルや住宅にどんな変化があった場合に、建て替えを検討すると良いのでしょうか。
調べたところ、以下のような変化があったタイミングで建て替えを意識し、実施することが多いようです。
・子供の年齢が上がって、狭くなってきた時
・一緒に住む人の人数が増えた時
・家の老朽化が気になり始めた時
・耐震補強をする必要が出てきた時
まとめると、ライフスタイルの変化で現在の部屋が狭くなったと感じ始めた時や家の設備の老朽化を感じた時が、建て替えのタイミングです。人数が増えても建て替えによる増床や増築で対応できそうな場合や費用が問題ない場合は、建て替えを行っても良いでしょう。
家の老朽化については、施工をきちんと行ってきたかどうかや定期メンテナンスの有無によって、建て替えを行う時期も異なってきます。第三者機関や担当業者による定期メンテナンスでの異常確認や補強工事がきちんとされたかによって、建て替えの要否が判断できます。
また万が一、住んでいる家が1981年6月1日以前に竣工した建物の場合は、耐震基準が古いものになっており現在の耐震基準に当てはまっていません。地盤調査も行われていない可能性が高いため、早めに耐震診断と建て替えを行うべきでしょう。
ポン
- ライフスタイルの変化や家の設備の老朽化が気になったら建て替えよう
- 施工品質や定期メンテナンスの有無によって建て替えのタイミングは異なる
- 1981年6月1日以前に竣工した建物の場合は現在の耐震基準を満たしていないため、早めの建て替えがおすすめ
家を建て替えるメリット・デメリット
家の建て替えを行うことで、それぞれメリットやデメリットがあります。メリットは、「設備や構造を全て新しくできる」・「希望の間取りを実現しやすい」・「耐震補強ができる」などがあります。
建て替えは家の全てを解体してから工事を行うため、家の設備や構造を最新のものにできます。間取りも自由に設計できるため、間取りを変えるのはもちろん増床や増築も実現しやすいです。また、新たに工事を行うことで耐震性を補強できるため、地震による倒壊のリスクを減らすことができます。
反対にデメリットは、「費用が比較的高い」・「工期がリフォームより長い」・「法律の関係で建て替えできない場合がある」などはあります。建て替えは家の全てを解体して新しく立て直すため、どうしてもリフォームよりも費用が高くなってしまいます。
それに併せて、工期も長くなってしまいます。そのため、工事中に住む仮住まいに長いこと住まなければなりません。また、住んでいる物件が再建築不可物件という、法改正によって不適格と認定されてしまった建物の場合は、そもそも建て替えができません。
その場合は建て替え可能にするためにも、別の工事やリフォームが必要になるため費用がかさんでしまうケースもあります。
ポン
【建て替えのメリット】
- 家の設備、構造を最新にできる
- 希望の間取りを実現しやすい
- 耐震性を補強できるため、地震による倒壊のリスクを減らせる
【建て替えのデメリット】
- 費用が比較的高い
- リフォームより工期が長い
- 耐震補強ができる
八王子市に理想の家を建てることができました!
注※画像はイメージです。
ここまで4つのカテゴリーに分けて、独自に調べた情報やネット上の口コミなどをもとに、八王子市周辺で戸建の購入や土地探しなどにおすすめな工務店を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?良い工務店を探している人の参考になればうれしいです。
わたしは35歳の会社員です。子育てにも環境が良い八王子市に家を持とうと思い、妻とともに土地探しから始めましたが、良い出物が無く、半ばあきらめておりました。
しかし、八王子市に代々住んでいる友人に地域密着型の歴史ある工務店を紹介され、そこに土地探しから一貫して施工を依頼することにしました。するといままで個人で探しても出てこなかった理想の立地・環境の土地が、工務店独自のネットワークのおかげですぐに見つかったのです!
そして地元密着型工務店は地元での評判が命。そのため、家づくり全般に細心の注意を払ってくれます。おかげさまで腕利きの大工さんたちによる施工で、わたしや家族の理想を充分に盛り込みながらも、リーズナブルな価格での注文住宅建築を実現することができました。
みなさんもぜひ、良い工務店にめぐりあって、理想のわが家を手に入れてくださいね。すでにおすすめ情報は紹介したので、下記には住宅購入などにまつわる情報を紹介したいと思います。
何でも揃って住みやすい街…それが八王子市
都心に勤務するわたしは妻と相談した結果、緑豊かで子育て環境が良い八王子市で注文住宅を購入しました。通勤に便利である上、非常に暮らしやすい街であるのがその大きな理由でした。
まず交通アクセスがすばらしいです。都心と山梨・長野をつなぐJR中央線、新宿までつながる京王線のほか、JR横浜線、八高線などの鉄道路線が結節しています。
さらに道路交通も中央自動車道八王子ICから都心へ30分弱で到達可能。甲府・諏訪方面へも足を伸ばせます。圏央道も開通し、首都圏西部大半の主要都市まで1時間圏内で移動できる便利さです。
ミシュランの観光ガイド掲載以来、国際的観光地としてブレイク中の高尾山の所在地としても有名。豊かな自然にも恵まれたエリアです。また、地盤が強固で地震に強いことで不動産業者の間で評判であることも見逃せません。
人口は約58万人。面積は186.31平方キロメートルという、東京都の市部においては人口・面積ともに最大の都市であり、都市機能がほとんどすべて揃っています。
実際暮らしてみて「ここに家を建ててほんとうに良かった」と実感する毎日です。あなたもぜひ八王子市に新築の戸建を購入して、楽しい八王子ライフを満喫してくださいね。
ポン
- 都心にも地方にもアクセスしやすく、通勤に便利で非常に暮らしやすい街
- 豊かな自然にも恵まれている
- 地盤が強固で地震に強い
- 都市機能がほとんどすべて揃っている
まとめ
ここまで八王子市エリアで新築の戸建ての購入を考えている方向けの情報を書いてきましたが、いかがだったでしょうか?参考にしていただけたら幸いです。
工務店ランキングに関してはあくまでわたしの私見によるものではありますが、おすすめを厳選したつもりですので、お気に入りの工務店を選択肢に加えていただき、問い合わせや相談などもしてもらえればと思います。
とにかく、生涯住み続ける、次世代が引き継ぐことも可能な新築の一戸建て。注文住宅にしても分譲・建売住宅にしても後悔の無い、あなたの理想の住まいになりますよう、お祈りします。お読みいただき、ありがとうございました。