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公開日:2019/08/01  最終更新日:2019/08/02

今後の生活を左右する!注文住宅の間取り決めには気をつけよう

注文住宅は建てる人が自由にプランを決定することができる点が大きな魅力で、希望通りの家に住むことができる夢が広がります。

実際に出来上がった家での生活を、プランニングのとき以上に満足度の高いものとするためには、入念な間取りの打ち合わせを行うことが重要です。

家族の人数によって間取りを決定

部屋数の決定は、注文住宅を建てる場合に最も大きな選択となります。家族の人数に合わせて部屋を用意することが一般的であり、夫婦と子供一人の3人家族であれば3LDK、子供が2人であれば4LDKが適正な住宅規模となります。

ここに同居祖父母がいたり、子供がもっと多ければ部屋数を増やしていくことも重要ですが、八王子のような都市部の場合においては土地面積も限られており、住宅の建坪も増やすことが難しいケースもありますので、間取りの工夫によって限られた建坪で広さを実感できるようなプランニングも考えると良いでしょう。

延べ床面積の広さが35坪の住宅であれば、4LDKを十分に確保できるものですが、土地が狭く住宅の延べ床面積が30坪に満たないというケースの場合には無理に4LDKの部屋数として各部屋が圧迫感のある狭いものとなってしまいます。

そのような場合には、開放感のある広いスペースに家族それぞれのスペースを設けるという方法で、視覚的にも実感的にも十分な広さを確保するという方法もあります。開放的なスペースとすることで家族間の距離が縮まるというメリットも考えられます。

回遊性の高さを重視するか独立感を重視するか

回遊性の高さとは、複数の方向からアクセスできる間取りを示します。例えば玄関の方からもキッチンの方からもユーティリティに行くことができるように2つの出入り口を設けること、リビングに隣接する和室が正面からも別の部屋からも出入りができるようにすることなど、部屋が行き止まりとならないプランです。

生活スタイルによっても家族の好みによっても異なりますが、回遊性の高いプランの場合には日常生活の利便性が向上するというメリットがあります。

その一方で、独立性の高いプランは落ち着いた生活ができることや、音漏れ対策や断熱などの面で有利になることなどが挙げられます。小さな子供がいて水回りへのアクセスが多いファミリーは回遊性を高くすること、大人の多い家族ではそれぞれのプライバシーを優先して静かに暮らせる独立性の高いプランがお勧めです。

ただしトイレや浴室に行く経路は複数のアクセスを確保しておくと、来客時などにとても便利ですので、注文住宅のプランニングをする場合にチェックしてみることがベストと言えるでしょう。

水回りの使い勝手の良し悪しは暮らしやすさに直結する

注文住宅を建ててから、ここをもっと考えればよかったと聞くことの多い場所が水回りです。浴室やトイレ、洗面所にキッチンがそれぞれ離れている場所にあると移動距離が長くなったり、手洗いや洗濯物の取り扱いに不便だったりします。

小さな不便であっても日常生活において毎日それに直面すると、大きな不満に繋がる恐れもありますので、注文住宅のプランニングでは水回りの間取りに十分な検討を行うことが良いでしょう。

八王子の注文住宅会社では豊富な施工例がありますので、実際の生活の中で使い勝手の良い水回りのプランニングを提案することができます。依頼者側の希望とプランニング側とのノウハウの提供を合わせていくことで、より魅力的な使い勝手の良い水回りが実現します。

脱衣所と洗面所は浴室と接しているプランが使いやすいのは当然のことですが、トイレの場所もできるだけ近いほうが便利です。また、キッチンとの動線もスムーズであれば家事作業の大幅な負担軽減となりますので、それぞれ最適な場所に水回りをまとめておくことがお勧めです。

リビング階段と吹き抜けは開放感があるが独立階段の断熱性も魅力

2階建て以上の住宅に欠かせないのが階段です。設置場所は、廊下や玄関ホールに設置してリビングを通過せずに2階に上がることのできる階段と、リビングに設置してある2つのタイプが一般的です。 独立型の階段の利便性は、リビングを通過しないために家族のプライバシーを守りやすいということや、遮音性や断熱性の観点で有利という点です。

その一方で、子供が親の顔を見ないまま2階に上がってしまい親子の会話が少なくなってしまったり、それぞれのコミュニケーションが薄くなってしまうという点もあります。 リビングに設置したタイプは、必ず家族の集う場所を通過することでコミュニケーションをはかることができますので、お子様が小さい家庭に最適です。

ただし階段で2階ホールと繋がる関係上、開放感は高いものとなりますが、リビングの音や2階の個室の音がそれぞれ伝わりやすくなってしまうという点、冷暖房の効率が下がってしまう点などが挙げられます。

どちらのプランにもそれぞれメリットがありますので、注文住宅のプランニングの際には家族の希望をすり合わせておくことが重要です。

今後の家族の住まい方によって柔軟に対応できるプランを

現在の家族の人数が親子と子供1人の3人家族であっても、子供が新たに生まれたり、どちらかの両親を迎え入れたりというライフイベントが発生する可能性は低くありません。家族が増えるということは、住まい方を変えるという必要性も生まれます。

住宅の間取り自体を大きく変えることは、大規模なリフォームを行わない限り難しいとお考えの方も多いですが、個室の壁を可動式にすること、あらかじめ2箇所の出入り口を設置しておくことなどで対応可能なケースもあります。

2階の洋室を広めに確保しておき、現時点では夫婦の寝室として利用し、子供が大きくなった時点でそれぞれの個室にできるように可動棚などで区切るというプランニングは、将来を見越した間取り計画と言えるでしょう。

また、それぞれの出入り口を段差のない引き戸とすることで、足腰が弱った際に車椅子でも移動が可能なバリアフリーにも対応するなど、自分や家族の今後の生活を見越したプランニングも大切です。八王子の注文住宅会社には、長期的視野に立ったプランの設計ノウハウがありますので、ぜひ相談してみると良いでしょう。

収納の設置場所は計画的にプランニング

物が豊富にある現在は、収納がしっかりと整っていないと、たちまち散らかってしまいます。できるだけ必要なものだけを揃え、厳選して所有するという考えも広がってきていますが、趣味の多い方や思い出の物を手放したくない方も少なくないでしょう。

また、小さな子供がいれば必然的に物も増えますので、シンプルですっきりとした暮らしを実践したくても難しいと感じる方も多いものです。 そのような場合でも、収納計画をプランニングの段階で入念に行っておくことで、ものが散らかりにくいスッキリとした暮らしが実現できます。

リビング収納の場所や、広めのウォークインクローゼット、大きな季節ものを収納できる納戸を適切な場所に配置するだけでも、家の中がすっきりと広く使えるようになります。最近は玄関にシューズクロークを設置するケースも多くなり、自転車や子供のスポーツ用品等もじゃまにならずに収納することができるプランも人気です。

家族の持ち物の定位置をどの場所にするかは、間取り決めの段階でシミュレーションしておくと、収納上手な家ができますので入念に考えることが大切です。

 

注文住宅での新しい生活を気持ちよく始めるためには、しっかりとしたプランニングが基本となりますが、そのサポートは経験豊富な住宅建設会社にサポートしてもらうことが大切です。

八王子の住宅会社では、依頼された方の希望を取り入れ、使いやすく魅力のある住宅を提供していますので、ぜひ相談してみてください。