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公開日:2019/08/01  最終更新日:2019/08/02

住宅作りで起こり得るトラブルを知ってトラブル回避に努めよう

八王子は暮らしやすい街として注目されており、子育て世代なども八王子に家を建てたいと考える人が多いようです。ですが、注文住宅を建てるのは簡単なことではありません。

十分に注意しないと、様々な契約上のトラブルなどが起こる可能性もあります。そのようなトラブルを回避するために気を付けるポイントを紹介します。

まずは信頼できるメーカーや工務店選びが大切

注文住宅を建てることを決めたら、最初に行うのがメーカーや工務店を選択することです。メーカーや工務店には、得意なテイストや価格帯、強みなどがそれぞれあるので、自分たちが優先したいポイントを考え、そこに一番合うところを選ばなければいけません。

とはいえ、それぞれがどのような特徴があるのかは調べないとわかりません。資料を請求したり、住宅展示場などに行ってみましょう。複数のメーカーや工務店を比べることで、違いを感じることができると思います。絶対に避けたいのが、親がすすめているからという理由や、最初に入ってみて良いと思ったからという理由で最初から一社しか見ずにその会社に決めてしまうことです。

良いなと思っても、後悔しないために必ず他のところと比較した方が良いでしょう。この会社に決めた明確な理由というのがあると家づくりもすすめやすくなります。

また、メーカーや工務店の特徴だけでなく担当者との相性も大事です。会社自体は気に入ったけど、担当者と合わないかもと感じたら、違う担当から話を聞いてみるというのも良いでしょう。

しっかりイメージしないと家づくりは進まない

注文住宅は、建て売りと違い、細かな仕様など何から何までを全て自分たちで決定していかなければいけません。

そのため「どんな家にしたいか?」というヴィジョンがなければ、家づくりが途中で停滞してしまうことがあります。それを回避するためには、住宅展示場やモデルハウスをお手本にしながら、何が必要で何が不要かを整理して考えていくようにしましょう。

モデルハウスもいろんなデザインがあるので、一つの会社につき一軒だけしか見ないのではなく、他のタイプもあるのであれば紹介してもらって一度見に行くのがおすすめです。外壁のデザインなどに関しては、近所の家などをぐるっと見てまわるのも意外に参考になります。友人などで注文住宅を建てた人がいれば、詳しく話を聞いてみましょう。

こだわったポイントと、そうでないポイントなどを教えてくれるかもしれません。家の大きさや窓の向き、駐車場の位置などは建てる土地が決まってからしかなかなかイメージできないので、どんな場所に建てるのかを早いうちから決定しておくと安心です。

意外と陥りがちな予算オーバーの原因

注文住宅を建てるうえで、一番多く聞くトラブルというのが、当初考えていた予算と実際にかかった予算の「ズレ」です。最初に考えていた予算より最終的に合計価格が上がってしまったという人が多く、これは標準仕様からのアップグレードなどを都度行うことで起こります。

大幅な予算オーバーを防ぎたいのであれば、どこかの部分で費用を削るしかありません。自分がこだわらなくても良いというポイントがあれば、その部分でグレードを抑えていきましょう。たとえば窓などは大きくなればなるほど、数が増えれば増えるほど価格が上がります。

リビングなど開放的にしたい場所以外の他の部屋は小窓にするなど工夫すれば価格は下がります。中身はこだわりたいけれど、外観はそこまでという人であれば、外壁の素材や屋根のデザインなどで大幅に価格は変わってきます。あらかじめお金をかけないところを作っていけば、後でこだわりたいポイントが出てきたときに全体の価格が上がり過ぎるのを防ぐことができますので「節約ポイント」も考えておきましょう。

間取りを決めるときにはいろんな可能性を考えよう

注文住宅を建てる際に苦労するのが、自分たちで間取りを決めるということです。ここで陥りがちな失敗が、将来を見据えずに間取りを決めてしまい、後悔するというパターンです。たとえば、結婚してある程度年数が経ち、こどもが育っている状態で家を建てるのと、今からこどもを育てていくという場合では状況がまるで違います。

スキップルームや趣味部屋、一段下がったリビングなどはこだわりのおしゃれな住宅の仕様として人気ですが、子育てには向かないという意見もあります。

こども部屋を作らないまま建ててしまい、後から部屋の数が足りなくなってしまったということもありえますし、将来家族と同居をする予定があるような場合であれば、バリアフリーなども考えなければいけません。細かい部分だと、コンセントの位置や数なども、どんな家電を使うか決めてから考えた方が良いでしょう。

自分たちに起こりえることを予想するのは難しいことかもしれませんが、後々必要になる機能は何かということをしっかり考えながら間取りを決めていくようにしましょう。

住宅完成と引っ越しのタイミングは大丈夫?

住宅がいつ頃完成するかのスケジュールは、ある程度早い段階でわかりますがそれは絶対の予定ではありません。家を建てる工事は、天候によって完成時期が左右されます。異常気象や台風などが起きれば、当然遅れが生じる可能性はあります。

八王子などで建てるのであれば、大雪などで工事が途中で止まるということは少ないと思いますが、もし今賃貸に住んでいるという人は引っ越しの時期などをあまりつめて考えてはいけません。マンションの更新時期ギリギリで引っ越す予定などをたててしまうと、もしかしたら完成時期が延びてしまい、無駄なお金を払わなければいけなくなるかもしれません。

また、家の仕様がハッキリと決まらないと着工の時期もどんどん後倒しになってしまいます。どのような家にするかはこちらが決めていくことになりますが、まだ変えられるタイミングだからといって何回か仕様の変更を繰り返していると、工事に取り掛かる時期が遅れてしまう可能性もあります。家を移るタイミングは余裕を持ってスケジュールを決めていきましょう。

現場との連携ミスには十分注意!

自分たちでどんな家にしたいかをしっかりと計画し、あとはメーカーや工務店に着工を任せるだけ、という段階まできても油断は禁物です。よく聞くトラブルとして、こちらが伝えていた指示といざ出来上がった家が違うということがあります。壁紙の配色が違うなどであればすぐやり直すことは可能かもしれませんが、中にはドアの高さが違うなどの大きなミスが起こることもありえます。

こちらがお願いした指示は担当者を通して、現場のリーダー、その下の現場のスタッフに伝わるので、正しく言っていてもちょっとした伝言ゲームのように、微妙な違いが生じやすくなっています。このような事態を防ぐには、工事中の家にも顔を出して、自分たちの出した指示と違う部分がないか都度確認をしていくのが良いでしょう。

注文主が現場に来ることで、仕事への緊張感も高まります。気になることがあれば、きちんと確認していきましょう。完成してしまった後では、思っていたのと違う部分を見つけても、直してもらえないかもしれませんので、十分注意してください。

 

注文住宅を建てるのは大変な分、自分たちだけの家が建ったときの感動は言葉では言い表せないほどです。今から八王子で注文住宅を建てたいと考えている人は上記のポイントに気を付ければ、トラブルを回避することができ、満足のいく家づくりができるはずです。