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公開日:2024/07/15  

サンルームって本当に必要?新築時の設置メリットとポイントを解説!

サンルームって本当に必要? 新築

 

明るく開放的な空間を求める方や家事を効率よくこなしたい方にとって、サンルームは魅力的でしょう。しかし、一方でその必要性に疑問を抱く声もあるのです。本記事では、新築時にサンルームを設置するメリットや注意すべきポイントについて詳しく解説します。サンルームの設置を検討している方はぜひご一読ください。

サンルームとは

サンルームは、太陽の光をたくさん取り入れるためにガラス張りにした部屋のことを指し、開放感や多様な使い方が魅力です。ここでは、サンルームの特徴や異なるタイプについても解説していきます。

サンルームの特徴

サンルームは、ガラス張りでできているため、明るく開放的な空間です。室内にいながらにして自然光を感じることができ、気分も明るくなります。

また、洗濯物を干す場所として利用可能で、とくに花粉やPM2.5などの影響がある季節において便利でしょう。さらに、リビングの延長として使用することで、家の中で日向ぼっこを楽しんだり、庭との一体感を楽しんだりできます。そのほか、子どもの遊び場としても活用でき、多岐にわたる使い方ができるのです。

異なるタイプのサンルーム

サンルームには、大きく分けてサンルーム・テラス囲い・ガーデンラウンジの3つのタイプがあります。それぞれのタイプには、異なる特徴や性能があるのです。

たとえば、リビングルームやダイニングスペースの拡張として、本格的な居住空間として利用することを目的としたサンルームは、高い気密性が特徴で、強い雨風でも水漏れの心配が少ないです。一般的なサンルームには換気機能や断熱材が付属しており、快適な居住空間を確保してくれます。

テラス囲い

テラス囲いは、屋根や柱で覆われた外部のスペースにガラスの壁を取り付けた部屋です。一般的には、テラスやベランダを屋外の要素から保護し、快適な空間に変えることを目的としています。

テラス囲いは、外部とのつながりを保ちながらも快適に過ごせるスペースを提供しているのです。価格が比較的手頃で、簡単に取り付けられるため、人気があります。

しかし、気密性が本格的なサンルームに比べて劣るため、強い雨風や寒さからの保護は限定的です。

ガーデンラウンジ

ガーデンラウンジは、庭の一部を囲うことを目的として設計されたつくりです。庭や自然の景色を楽しむために、通常は庭に設置されます。

ガーデンラウンジは、高いデザイン性と機能性を兼ね備えており、一種のアウトドアリビングスペースとして利用可能です。一般的には、家の外部に設置されるため、天候にさらされやすいですが、優れた構造と素材によって耐久性が高くなっています。

価格はほかのタイプに比べて高額ですが、庭の景観を向上させられます。

サンルームは本当に必要?設置するメリット

サンルームの設置には、多くのメリットがあります。以下のメリットを踏まえて、家庭のニーズやライフスタイルに合ったサンルームを検討してみてください。

自然光を取り入れる明るい空間

サンルームを設置する最大のメリットは、自然光をたっぷりと取り入れられ、明るい空間をつくれる点です。ガラス張りの壁や屋根が光をさえぎることなく部屋内に取り込むため、居心地のよい明るい空間を実現できます。

この明るさは、部屋にいる時間をより快適なものにし、心地よいくつろぎの空間を提供します。

洗濯物を干す場所としての利用

サンルームは、天候を気にせずに洗濯物を干す場所としても利用できます。雨や花粉、PM2.5や黄砂などの影響を気にせずに洗濯物を乾かせるため、生活の便利さが向上します。

とくに花粉症の方や天候の不安定な季節には、大きな助けとなるでしょう。

断熱性が向上し光熱費を節約

サンルームがあることで、室内の断熱性が向上し、冷暖房効率が高まります。二重窓の効果を超えた二重部屋となるため、冷暖房のエネルギーを効果的に活用できるのです。

その結果、光熱費を節約することができるため、経済的なメリットもあります。

家族全員が快適に過ごせる空間

サンルームは家族全員が快適に過ごせる空間を提供します。子どもやペットの遊び場として活用できるほか、リラックスしたり趣味を楽しんだりするスペースとしても最適です。

天候を気にせずに過ごせるため、家族がより絆を深める場となります。

サンルームは必要ない?設置するデメリット

サンルームは明るく開放的な空間を提供し、多くのメリットがあるとされていますが、一方でいくつかのデメリットもあります。ここでは、サンルームを設置する際に考慮すべきデメリットについて解説しましょう。

季節による温度変化

サンルームは、夏場には高温になり、冬場には寒くなるという問題があります。ほぼ全面がガラス張りであるため、外気の影響を受けやすく、とくに屋根や壁の断熱性が低いことが原因です。

このため、快適な温度を維持するためには追加の断熱材や暖房装置が必要となり、コストがかかる可能性があります。

定期的なお手入れの必要性

サンルームはガラス面が多いため、汚れが目立ちやすく、定期的な手入れが欠かせません。とくに壁や天井の手入れは一般的な部屋よりも大変であり、高圧洗浄などの専用のメンテナンスが必要です。

また、屋根部分の手入れも重要であり、積雪や落ち葉などの影響を受けやすいため、定期的な点検が必要です。

耐久性とメンテナンスの問題

サンルームの耐久性やメンテナンスの問題もデメリットです。とくに、屋根部分の耐久性や雪対策が重要であり、適切な耐雪構造をもつサンルームを選択する必要があります。

また、長期間の使用や気候条件の変化により、サンルームの劣化や傷みが生じる可能性も考慮する必要があるのです。

サンルームを設置する際に気をつけたいポイント

サンルームを設置する際にはいくつかの重要なポイントに注意する必要があります。ここでは、サンルームを設置する際に気をつけたいポイントについて解説しましょう。

用途に合わせた設置場所を選ぶ

サンルームを設置する場所を選ぶ際には、用途に合わせて検討することが重要です。洗濯物を干す場所として利用するのであれば、洗濯機のある階に設置するのが便利でしょう。

一方で、くつろぎの空間として利用するのであれば、リビングや寝室に面した場所が適しています。

換気と湿気の管理を確保する

サンルームを洗濯スペースとして利用する場合は、換気と湿気の管理を確保することが重要です。窓やドアを開けることで湿気を逃がし、快適な洗濯環境をつくることができます。

また、全館空調システムなどの換気計画を検討することで、家事をより快適に行えます。

税金の影響を考える

サンルームを設置する際には、固定資産税の問題も考慮する必要があります。サンルームは不動産登記法によって延べ床面積に含まれ、固定資産税の課税対象となります。

しかし、サンルームの面積が家全体の面積に比べて小さいため、税金の増加が大きな負担となることはほとんどありません。

まとめ

サンルームの設置にはメリットもあればデメリットも存在します。明るく開放的な空間を楽しむ一方で、夏の暑さや冬の寒さ、税金の影響などにも注意が必要です。

設置場所や換気、湿気の管理など、慎重に計画を立てましょう。結局は生活スタイルや家族のニーズに合わせて判断すべきであり、充分な情報収集と検討が不可欠です。工務店に相談する際には、これらを考慮し、最適なサンルーム設置の提案を求めましょう。