内容をスキップ
公開日:2019/09/01  最終更新日:2019/09/02

家の建て替えってどれくらい費用はかかるの?平均的な相場は?

家の建て替えをするには、相応の費用が発生するものです。

一方で住宅を購入する時に、中古住宅を購入して建て替えるという方法もよく行われます。中古住宅をリフォームして、そのまま住むという方法もありますが、場合によっては新しい家を建てた方がメリットは多いこともあり、住宅購入の手段のひとつといえます。

住宅購入の手段とそれぞれのメリット・デメリット

理想の家を手に入れたいと考えるのであれば、新築で注文住宅というのがベストな選択ですが、もっとも多くの費用がかかるものです。

一方で新築でも建売住宅は比較的手頃な値段で手に入れることができます。ただし、新築の場合には新築を建てるための土地が必要です。八王子市の場合には、この土地を確保するのが難しいため、新築という選択肢は限られるのがデメリットといえます。

中古住宅の場合には、一種の建売住宅と言えるものですが、新築とは異なり築年数が経っているものです。八王子でも中古住宅の件数は多いですが、こちらも条件が制約されることになります。それに古い場合にはリフォームやリノベーションなどを行うことになるため、案外お金がかかるものです。

すでに宅地が飽和状態にあるような地域では、中古住宅が現実的な購入手段といえるものになります。また中古住宅を購入するのではなくその土地を目当てに購入し、建て替えによって新築を手に入れるという方法もあり、お金はそれなりに掛かるものですが、理想の家を作ることができる方法です。

購入手段のお金のかかる相場は?

住宅の価格は、土地と建物に分けられ、さらに広くなるほど高額になります。また立地の良さは土地の価格に影響を与え、特に鉄道の駅やバスの停留所、また幹線道路に近いところや周辺の公共施設や買い物が出来るお店が多い場合には高くなるものです。

八王子の新築の相場としては、平均的な50坪前後のもので2000万円前後ですが、100坪前後になると4000万円以上になります。立地によって左右され、また分譲住宅でもブランド力のあるものは価格も高くなります。

一方で八王子での中古住宅の価格は、その条件によって大幅に変わりますが、築年数が30年程度のものであれば、おおむね条件としては新築の半分程度です。築40年以上となると700万円程度で売りに出されているものもありますが、いずれの場合も古い場合には、設備をリフォームする必要があります。

あまりにも古いものは耐震性で不安があるため、それらにも対処する必要があるなどそのままの状態で住むということを別にすれば、意外と住めるようにするのにお金がかかるものです。

家を長持ちさせるための修繕を入れるタイミング

住宅に限らず建物はメンテナンスが重要で、適切に行うことで長持ちさせることができます。新築を購入した場合には、そのタイミングを知っておく必要がありますし、中古住宅を購入する時にもメンテナンスが適切に行われてきたかによってその建物の状態が変わってくるものです。

一般的に本格的な修繕を入れるタイミングは25年から30年で、それまでの間にも問題があれば修繕していく必要があります。特に建物の寿命を縮めるのは湿気であり、雨漏りや水漏れには特に注意しなければなりません。

木造住宅の場合には、部材を腐らせることになりますし、鉄骨造であってもダメージを与えます。また鉄筋コンクリート造の場合には高気密となるため水の浸入により湿度が高まり、カビが生える原因になります。このような問題に気づいた時点で、はやめに改善するための修繕を行えば建物へのダメージを軽減することが可能です。それに築年数からも行うことが大切で、特に屋根や外壁は期間を予め決めておきスケジュール通りに修繕することで長持ちさせることができます。

リフォームの目安とその費用相場は

築年数が20年以上経過してくるとさまざまな場所で不具合が発生してきます。現代の建物はそう簡単にはダメージを受けないような優れた建材が使われていますが、かえってこの良い建材のおかげで日頃のメンテナンスをなおざりにしてしまい、リフォームをする際にお金がかかることになるものです。

基本的には、屋根や外壁に関しては20年目程度には塗り替えをして撥水性を与えることで本体へのダメージを少なくすることができます。塗装をしないままであれば本体にダメージを与えることになり、より短い年数で本格的な修繕を行わなくてはならなくなります。

屋根の場合にはほぼ消耗品に近いものですから、雨漏りが起こる前にリフォームすることになります。屋根の塗装が出来るのはスレート瓦や金属屋根だけで、日本瓦を使ったものは基本葺き替えとなります。塗装の場合には一般的には200万円程度で行うことができますが、張替えとなると倍程度は掛かります。ただどちらにしても足場を作る必要があるので、屋根と壁を一緒にリフォームすれば足場代が安くなるというメリットはあります。

古くなった家は補強か建て替えか

すでに住んでいる家や中古住宅を購入するという時の選択肢として修繕して住み続けるか、または建て替えてしまうかの2つがあります。費用から見れば修繕の方が安く抑えられるのは事実です。理由としては、建て替えではその家を解体する必要があり、大量の廃棄物が発生するためで、その点で修繕の方が廃棄物を少なくすることができるので安くなります。

可能であれば修繕の方が良いですが、あまりにも築年数が古いものや大胆なリノベーションをしたいと考えた場合には建て替えがベストな選択です。古いものは耐震基準が現在の基準に満たないケースもありますし、長い年月で湿気によるダメージによって耐震性能を発揮できないようなケースもあります。

また大胆なリノベーションをするためには柱が邪魔になることもあり、その柱を除去することもあるものです。もちろん、失われた柱分の補強は行われますが、もともと建てられた時の家の構造からみて変化するため耐震性能が発揮されないリスクを高めてしまいます。このように古すぎる家の場合や理想の家を建てたいという時には新築にした方がメリットは大きいものです。

古い家を建て替えするための費用相場

単純に考えれば一から家を作る方が、現代的な間取りで設備も新しくすることができるため快適な家に住まうことができます。しかし、何事にもお金が必要で、限られた予算の中から捻出しなければなりません。

建て替えをした方が良いケースというのは、その建物の状況によります。雨漏りや水漏れによる損傷が激しい場合やシロアリの被害を受けている、また地盤沈下で家そのものが傾いている場合にはリフォームで対応しきれないこともあります。仮にリフォームで行うにしても相応のお金が必要で、ひどすぎる場合には建て替えの方が費用対効果は高いものです。

建て替えるための費用相場は地域や状況によって異なります。元々の建物の解体費、地盤に問題があった場合の地盤改良費、そして新しい建物を作る建築費のほか、仮に住む家の確保や、また新築を建てることの税金などの負担も考えなければなりません。

すでに保有している家では土地の取得費用はかかりませんが、中古住宅を建て替え前提で購入する場合には土地の取得費用も含まれるのでそのぶん割増となり、新築を建てる以上のお金が必要です。

 

家を手に入れる方法はさまざまですが、そのひとつに建て替えというのも選択肢になります。すでにある建物を解体して新しく作るため相応の費用が発生しますが、古い家を使い続けるよりも、現代のニーズにマッチした家を手に入れることができます。また八王子エリアの中でも立地の良い場所で理想の住宅を手に入れたい場合には、中古物件を購入し建て替えをするという選択をする人も多くいます。