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公開日:2021/02/15  最終更新日:2021/01/25

工務店で戸建てを購入!施工の流れを解説


工務店や不動産会社なども多いのが八王子市の特徴です。しかし、工務店で戸建てを購入する際、購入者はどのタイミングで工事がどのように行われていくか、しっかりと把握して、業者を選ばなければいけません。施工事例の多い業者に依頼すれば工事の流れや時間のかかり具合などがわかりやすく、比較的スムーズに行くことが多いようです。

土台工事から配線の引き込みについて

土地を購入した際、注文住宅か建売住宅によって施工のタイミングや着工時期にばらつきはあります。建売住宅の場合、購入者は設計から工事完了まで工事に関与することが少なくなるのが特徴です。また、注文住宅を購入した場合は、どの間取りにするか工務店の設計部と打ち合わせを重ねる必要があります。

住宅ローンで購入した場合は担当者と打ち合わせをして、費用面のやりとりもしなければいけません。設計部との打ち合わせの際に、どのような間取りにしていくかはもちろんですが、玄関周りや庭の配置、建具であればドアの開き方はどのようにするかなど、細かいところまでこだわったほうがよいでしょう。設計にて詳細が確定した後、着工になります。

まずは建物の基礎(土台)を施工していき、木造の在来工法であれば柱を立てていきます。ツーバイフォー工法の場合は、壁で建物を支えているため建物の軸となる部分を建築するのです。その後、ガス管や排水管、配線の設備などの作業が必要になります。

各配線引き込み後の工程について

配線の引き込みが完了した後は、各階の床下地(フローリングを支える床の工事)を組んでいきます。もちろん、天井も石膏ボードを張るため下地を組み補強していくのです。購入者が楽器などを置く部屋が2階であれば、1階天井の大梁補強を行います。

1階に配置する場合は床の下地補強などを行うと、ある程度の荷重がかかってくるため建物へのダメージは少なくなる傾向があるようです。それぞれの下地補強や梁補強を終えた後は、購入者と打ち合わせした通りの設計内容でそれぞれの部屋の間仕切りに石膏ボードを貼っていきます。

石膏ボードには硬質石膏ボードや耐火性能のある石膏ボードなどの種類があるようです。遮音性能をあげる壁を施工したい場合は、鉛でできている鉛ボードを使用することによって音が遮音されます。しかし、鉛は人体に影響があるとされているため、使用するかどうかは八王子の工務店と相談が必要になるでしょう。

石膏ボードを貼った後の作業

石膏ボードを貼る作業を終えた後は、建具の枠などを施工していきます。その際に開口部分の窓も入れていくため、周囲に傷がつかないように養生作業が必要になるようです。建具の枠の施工が終わった後は電気業者などが購入者と打ち合わせをした箇所に、コンセントや照明、スイッチなどの分電盤から電気を供給して分岐をする作業を行います。

コンセントや照明などは住んでみてから、不都合を感じるケースがあるため、購入者は業者と意思疎通を十分に行うことが大切です。不安な場合は見学にたびたび訪れ、その際に箇所の最終確認なども行うと、工事中のミスやクレームなどは未然に防ぐことが可能になります。水回りに関しては、バスルームのユニットバスの取付け、水道管やガス管の調整へと進むようです。

水回りや電気関係の気を付けるところ

ユニットバスの組み立て時は梱包されていた養生材をそのままバスルームを作り上げたあとに、使いまわすと効率がよいので確認します。玄関ドアなども、梱包されている段ボールなどを使用するよう推薦されている場合が多いので、覚えておくとよいでしょう。

また、購入者は途中の建物検査などの時にしっかりとそれぞれの仕上げ材が養生されているかどうかを確認することが大事です。引き渡しの際に傷などがないか、再度チェックを行いましょう。傷がある場合は補修屋などの手配を行う必要があるため、気づいた時点ですぐに伝えておけば対応もはやくなります。住宅建築ではいくら養生をしても傷がついてしまうケースがあるようです。

その際は、購入者と工務店が連絡を取り合うことで、スムーズに工事が進むでしょう。電気関係の配線のうち、LANケーブルやCD管などが指示通りに施工してあるかどうか、のちにアフターメンテナンスが可能になるかどうかも設計や現場監督が気にしておかなければいけません。通常スピーカー精密機器などはCD管で施工する方がよく、テレビなどの隠ぺい配管の場合は必ずCD管の引き延ばしをおすすめします。

配線関係が終わった後の大工の仕事とは

電気や水道などの作業が終了した後は、大工によるフローリング施工などが主になります。フローリングは廊下やリビング、ダイニング、階段で施工するケースが多いようです。洗面所などはタイル系で仕上げをする場合が多いため、基本的には床仕上げ業者の仕事になります。

大工が行う仕事は、フローリングや巾木の施工ですが、その前に墨出しを行い、収まりをある程度把握してから施工に移ります。墨出しを行わないと、床の仕上げがばらばらになってしまったり、左右対称になったりするなどの違和感が残ります。

基本期には墨つぼやレーザーを使い縦横垂直をしっかり測ってから施工するのが基本です。床材の施工後は壁の下にある巾木を取り付けていきます。巾木を付ける際は、ピンタッカーというホチキスのような工具で仕上げることが一般的です。このピンタッカーは床の仕上げ材にほとんど使用されている便利な工具として重宝されています。大工が行う床の仕上げはフローリング及び巾木です。

床の仕上げが終わった後は、内装仕上げ工事

床のフローリングや巾木を施工した後は、フローリングに床養生をしていきます。ただし、見学にきた購入者がどのような仕上がりになっているか見てみたいといった場合に備えて、すぐにはがせるように床養生用のテープを使用しているところもあるようです。

しかし、パイオランテープなどを使用してしまうと新品だと問題はあまりないですが、築年数が少し経った床材の表面塗装がはがれてしまう可能性があることから、充分な注意が必要でしょう。室内のドアなどの建具をおさめたら、クロスやタイルを貼る業者が作業を開始します。

クロスは主に天井と壁になりますが、リビングなどは面積が広いため、1日目はパテ作業という壁のへこみや凹凸を平らにする作業を行うようです。パテが乾いた後にクロス貼りの作業へと進みます。この際にクロスの裏側は糊つけをしなければなりません。

糊つけには機械が必要になるため、設置しやすい場所があるかどうかで工事スピードが変わるようです。また、壁のクロスはそこまで苦労はしませんが、天井のクロスは力が入りづらく、ライトを当てないとキレイに貼ることができないので業者のスキルが求められるとされています。見学の際には、天井のクロスまでチェックしておきましょう。

 

工事が完了したあとは現場監督の最終確認があり、引渡し前に室内のクリーニングが行われます。クリーニングをした後でなければ、工事時の傷などは見つけづらい場合もあるようです。そのため、発見した場合は早急に補修業者に連絡し、作業が行われます。ただし、ガラス部材や木部材などで補修できる限界があるため、現場監督や購入者それぞれの確認が必要です。後悔しない住宅建築を行いたい場合は、建築中に見学するなどしてチェックすることも大切でしょう。