内容をスキップ
公開日:2023/01/15  最終更新日:2022/10/14

注文住宅はフルオーダーする?それともセミオーダー?おすすめは?


家を1から建てたいときに選択肢として出てくるのが注文住宅です。自分達の好みに合わせてオーダーができる注文住宅ですが、そんな注文住宅には、フルオーダーとセミオーダーがあるのをご存じでしょうか。フルオーダーとセミオーダーにはそれぞれメリット・デメリットがあるので、工務店に依頼する前にぜひチェックしてみましょう。

完全自由設計が可能な注文住宅

注文住宅は一般的な建売住宅とは異なり、1から自分好みに設計することが可能です。間取や壁の色、デザインに至るまで、ありとあらゆる好きを取り入れて建築できる、世界に一つしかない自分だけのオリジナルハウスを作れます。一階建て、二階建て、地下がある家など構造に関しても余程建築法に違反しない作りでなければすべて自由に決められるので、ほかにはないオリジナリティがある家を作りたい方、使い勝手のよい自分だけの家を作りたい方にぴったりのオーダーシステムです。注文住宅は多くの工務店で取り扱っているため、お近くの工務店で相談できるでしょう。

ただし、注文住宅には大きく分けて2種類のオーダースタイルがあります。1つはフルオーダースタイルで、1から自分好みの家にするため、すべてを自分で決めるのが特徴です。もう1つはセミオーダースタイルで、工務店に提示される選択肢の中から自由にカスタマイズして住宅を建築するスタイルになります。どちらもメリットとデメリットがあるので、注文する前にはどちらにすべきか決めておきましょう。

フルオーダーのメリット・デメリット

まずはフルオーダーのメリットとデメリットについてです。一番のメリットはやはり、住宅建築法や耐震法に違反するようなことがなければ、自由に家を建てられる点にあります。デザイン、間取、どんな機器を取り入れるかまで、世界に一つしかない自分だけの家を、自分の好きなように建てられます。ほかの人と被りたくない方、特徴的な家を建てたい方にフルオーダーはぴったりです。

さらにフルオーダーの場合、余計な部分をカットして作るということも可能です。フルオーダーは自分で要る部分と要らない部分を判断して間取なども作れますので、建売住宅とは違って予算に合わせた依頼ができるのもメリットといえます。

反面デメリットとしてあげられるのは、フルオーダー住宅を依頼した方の多くが、予算オーバーしてしまっているという点です。いろいろと付け加えたい、いろいろな設備を取り入れたいと考えるあまり、気がつけば予算を大幅に超えているにもかかわらず、理想の家だからとそのままオーダーしてしまって大変な思いをしているご家庭も少なくありません。予算を超えないように強い意志を持つ必要があるため、フルオーダー住宅はある程度、自分との葛藤が必要になる住宅スタイルといえるでしょう。

セミオーダーのメリット・デメリット

ここからはセミオーダーのメリット・デメリットについてお話します。まずはメリットですが、第一に、ある程度の仕様が決まっている分、フルオーダーよりも予算を抑えられ、工期も短く済むことがあげられます。デザインや設備なども工務店でおすすめの物、普段作り慣れている物を利用するため、非常にスムーズに家づくりができるのが特徴です。

第二にセミオーダーといえども選択肢が非常に広い点があげられます。セミオーダーを行っている工務店の多くで、本当にセミオーダーなのかと驚いてしまうほどのデザインや間取、素材の種類を用意しているため、フルオーダー住宅とほとんど変わらない仕上りにもかかわらず、価格帯が安く抑えられることが少なくありません。こちらは工務店によっても異なりますが、あまり注文住宅のイメージが湧いていない方の場合は、逆にセミオーダー住宅を依頼した方が頭を悩ませずに済むでしょう。できるだけ予算を抑えて、できるだけスムーズに建築して欲しい、でもある程度の自由が欲しいという方は、断然セミオーダー住宅をおすすめします。

ただし、セミオーダー住宅にはもちろんデメリットもあります。まずは自分好みの選択肢がない可能性も充分にあるということです。工務店によっては選択肢がほとんどなく、建売住宅とほとんど変わらないような仕上りになるケースも少なくありません。選べる範囲としては、間取や水回りの設備、外装や内装の色合い、床材などが挙げられますが、水回りと間取に関しては決められたパターンの中から選択することがほとんどですので、どうしても別の間取にしたい、別の設備を導入したいということであればセミオーダーは向いていません。

またセミオーダーの場合はフルオーダーに比べるとやはり自由がありません。特徴的な家を作りたい方、予算など気にせずに自分好みの家を作りたい方、逆に予算を抑えたいのに選択肢的に予算が抑えられないと悩んでいる方は、セミオーダー住宅よりもフルオーダー住宅を視野に入れるといいでしょう。

注文住宅をオーダーするときの注意点

このように注文住宅には、フルオーダーとセミオーダーの二種類があります。それぞれにメリット・デメリットがあるので、人によってどちらが向いているかは異なりますが、いずれにせよオーダーをするときにはいくつか注意点があるのでチェックしてみてください。

1つめは予算についてです。フルオーダー、セミオーダー共に、選択肢によって予算がまったく異なります。フルオーダーはとくに気がつけば予算がどんどん跳ね上がっているケースも多いため気を付けましょう。工務店によっても見積りの価格が大きく異なるので、建てたい家のイメージが具体的にできている場合は、複数の工務店で見積りを出してもらった上で選ぶのもよいかもしれません。

第二に、工務店によって得意とする工法は異なるので、自分が建てたい家のタイプが得意な工務店かを確認した上で依頼するのが大切です。ホームページなどで過去の実績をチェックしたり、実際に住宅展示場に赴いた上で家を見てみるのもいいでしょう。第三にアフターサービスや保証の部分がどうなっているか確認することです。

注文住宅は決して安くはない買い物だからこそ、アフターフォローが充実している工務店が多く、定期的なメンテナンスや、もしも家に何かあったときにすぐさま対応する保証を行っているケースが少なくありません。万が一に備えて安心して依頼できるように、保証やアフターサポートが充実している工務店に依頼することをおすすめします。

また、担当者との相性がよいかどうかも重要なポイントといえるでしょう。注文住宅依頼時には、自分のイメージを担当者がいかに汲み取ってくれるかで仕上りが変わるといっても過言ではありません。仕上がった後に思っていた家と違う、というような悲劇が起きないように、自分の意志を汲み取ってくれる相性がよい担当者を選ぶといいでしょう。

まとめ

注文住宅はこのように、フルオーダーとセミオーダーの二種類があります。どちらにもメリット・デメリットがあるので、八王子で工務店をお探しの際には、自分に合っているタイプを選ぶといいでしょう。どちらのタイプを選ぶ場合でも大切なのは、相性がよい工務店を選ぶことです。それぞれの工務店をよく比較して、自分達の意志を汲み取ってくれる工務店を選べるように、まずは見積りや相談からはじめてみましょう。