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公開日:2019/12/15  最終更新日:2019/12/20

注文住宅建設前に知っておきたい、マイホームの寿命と建て替え時期


マイホームには一定の寿命があることは意外と知られていません。八王子の工務店は建て替え時期について、適切なアドバイスを行うことができます。資源保護の観点からも、これから建てる住宅は寿命を考えたものにする必要があるのです。住宅は作り方により、寿命が短くなったり、長くなったりします。長持ちする住宅をつくる方法があるのです。

構造で変わるマイホームの寿命と建て替え時期

八王子の工務店は建て替え時期を適切に判断することで、スムーズな住まいの住み替えを応援しています。マイホームの寿命には老朽化やシロアリ被害などの構造的なもの以外に、家族構成と間取りの不一致といった、使い方が原因となるものがあります。

日本の木造住宅の歴史は比較的新しく、戦後に新たな基準がつくられました。木造住宅は建築基準法の規制を受けることになり、その規制内容が建物の寿命にも大きく関わっているのです。

本来、日本の伝統建築は寿命が長いことで知られていますが、戦後にできた建築基準法では伝統的な木構造の手法は採用されませんでした。採用されたのは筋違い工法というもので、最小限の部材を使って最低限の耐震性を求めるものです。しかし、その工法では十分な耐震性は得られず、耐久性を高めることもできませんでした。

戦後の住宅は建築基準法の規制による制約から、寿命が短いことが既定路線となっていたのです。したがって、戦後建てられた住宅は伝統的な建物のようには長持ちせず、50年を経ずして建て替え時期を迎えることになります。

建物の老朽化と建て替え時期の関係

八王子の工務店は建物の老朽化による建て替え時期を判断できます。マイホームは部分的な劣化で構造的にもたない場合が多くあります。

建物は構造と仕上げに分けることができますが、性能を維持できない原因となるのはその両方です。構造が老朽化すると地震や台風で倒れやすくなるので何らかの措置が必要なのは自明ですが、仕上げが古くなっても建て替えられることがあります。

正確に言えば、構造がしばらくもつ場合でも、仕上げの老朽化がきっかけで、壊すことを決断するに至るということです。その決断は間違いではなく、今後発生する補修費用などを考えると、そうしたほうがお得な場合もあるということでしょう。

構造部分が老朽化やシロアリ被害を限度以上に受けた場合は何らかの措置が必要となります。老朽化により倒壊の危険があるかどうかの判断は持ち主に任されていますが、その時期の正確な判断は専門家でも難しいものです。すぐに倒壊の危険が無い場合でも、地震や台風により壊れることも想定されるので、老朽化が目立ってきた場合は決断が必要となります。

建物の寿命を決める構造種別の影響

マイハウス寿命は構造や建築時期と関わりがあり、木造は在来工法と2×4工法で寿命が異なります内部結露が発生しやすい2×4工法は短い傾向があるのです。一方、在来工法は腐植した部分を交換することにより寿命を延ばすことができるのです。

したがって、2×4工法で構造部分に一定の範囲で腐食が見られた場合は建て替えが適切な選択肢となります。在来工法ではかなりの部分が交換可能ですが、仕上げのリフォームで費用がかさむ場合は、建て替えも選択肢となるでしょう。

工場でつくられた軽量鉄骨のプレハブにも一定の寿命があります。鉄骨はサビに弱く、特に沿岸部の場合は塩害も発生するのです。それ以外の地域でも内部結露が発生した場合はボルト類などが錆びてしまいます。そうなると何らかの措置が必要となるのです。

鉄筋コンクリート造は構造部分が丈夫なので、50年は耐久性が期待できます。コンクリートが中性化することで鉄筋のサビを誘発することがない場合は長持ちが期待できるでしょう。どの構造の場合も寿命があるのには変わりなく、その見極めが大切なのです。

建物の寿命を決める建築時期との関わり

八王子の工務店では既存建物の建築時期を注視しています。マイハウスは建築時期により、その耐震性が大きく異なるのです。

日本の木造住宅は建築基準法で必要となる構造が決まっていますが、1981年にその内容が大幅に改正されました。改正以前は必要な階別に必要な筋違いの量が定められていましたが、改正後は筋違いを設置する位置のバランスも重視されるようになったのです。そのため地震に対する耐震性も高まりました。

さらに法改正は続き、2000年にかけて補強金物の設置が強化され、現在とほぼ同じ規制内容となりました。建築基準法によれば建物は建築時点の建築基準法の基準を満たしてあれば良く、法改正の内容がすぐに既存に適用されることはありません。したがって、2000年以前に建てられたマイハウスは現在建てられているものと比べて耐震性が劣ることになります。

耐震性を現行の基準と合わせることは安全性のためにも勧められることなのです。法改正以前に建てられたマイホームが安全な耐震性を得るには建て替えや耐震補強が必要となります。

屋根の構造が決めるマイホームの寿命

マイハウスの寿命に大きく影響を与える部位に屋根があります。最上部は雨や雪、風や直射日光などの過酷な自然環境にさらされ、建物の部位の中では最も過酷な部分と言えるでしょう。屋根の持ちは建物の持ちに直結し、メンテナンスを怠った場合は建物を早く壊してしまいます。

さらに、屋根の寿命は葺いている材料によることが明らかとなっているのです。長持ちするものは瓦葺きや銅板葺きがあり、寿命が短いのはスレート葺きや鉄板葺きなどがあります。耐久性のない材料を屋根に葺いている場合は頻繁な葺き替えが必要になるので、出費がばかになりません。老朽化を機会に建て替えを検討する方もいらっしゃいます。

新築時点で十分な耐久性を持つ材料を葺いていれば、建物全体の寿命を延ばすことにもなるのです。しかし、新築を建てる場合はメンテナンスのことにまで考えが至らないことも多く、経済的な理由から材料を選択してしまうことがほとんどでしょう。屋根は建物全体の耐久性を左右する重要な部位と認識し、使用する材料を吟味することが大切です。

マイホームの寿命とメンテナンスの関係

マイホームの寿命は単に構造や材料の良し悪しで決まるのではなく、メンテナンスの状況に左右されます。木造の構造部材が腐食したら交換したり、屋根が劣化したら葺き替えしたりすれば、建物の寿命を延ばすことができるはずです。

長持ちしている建物は新築後にまめな保全を行っています。あまりメンテナンスをしていない住宅は老朽化が加速する傾向があるのです。

保全をこまめに行うには施工してくれる会社がそばにあることが重要となります。近くに拠点のない業者に新築を依頼した場合はメンテナンスがやりにくくなるのは当然なことなのです。

マイホームはなるべく近くの会社に依頼することで、建てた後の保全がしやすくなり、結果として建物が長持ちします。新築で依頼する会社を選ぶ場合は単に知名度や経営規模だけでなく、点検等の措置が依頼しやすいかも考慮することが大切なのです。

外部の塗装替えを定期的にしておくだけでも、建物の寿命は延びます。こまめなメンテナンスを積み重ねることにより、建て替え時期を延ばすことも可能なのです。

 

マイハウスの寿命や建て替え時期は建物により大きく異なります。構造や屋根の材料は建物の寿命に直接的な影響を与えます。建てられた時期の建築基準法によっても建物の耐震性は異なるのです。適切な時期のメンテナンスは建物の寿命を延ばすことにつながります。マイハウスの寿命は維持管理によっても異なり、建て替えもそれぞれに違ってくるのです。