内容をスキップ
公開日:2021/03/12  最終更新日:2021/03/16

八王子で建て替えにおすすめ!工務店ランキング

古い住宅はリフォームするか、建て替えるか判断をしなければなりません。決め手となるのは「家屋が健全か否か」ということ。

雨漏りや水漏れによる腐食、シロアリ被害、地盤沈下や家屋が傾いているなど、住宅機能の根本に問題がある場合や、耐震強度を現在の基準に引き上げたい場合、最新の住宅性能を多く取り入れたい場合には建て替えを選択する方がいいでしょう。とくに1981年以前の旧耐震基準物件の場合には建て替えがおすすめです。

近年立て続けに起こった震災においても、旧耐震基準物件は深刻な被害を受けたケースも多いため、大きな判断基準となります。また、リフォーム予算が予想を超えて高額だった場合にも建て替えを選択したほうがいいでしょう。

ここでは八王子市で建て替えをする際におすすめの工務店をランキングにまとめました。是非参考にしてみて下さい。

第1位 株式会社石田工務店

おすすめポイント
Point 1. 専属大工・職方組織での施工
Point 2. 本体価格1000万円台も実現可能
住所 <八王子営業所>
東京都八王子市絹ヶ丘1-73-4 エクセレント北野1階
電話番号 042-637-6101
営業時間 9:00~18:00
定休日:火曜・水曜

 

 

第2位 住友林業株式会社

住友林業株式会社の画像1

おすすめポイント
Point 1. 木造住宅建築最大手、ネームバリューあり
Point 2. 業界のリーディングカンパニー
住所 <八王子第一・第二展示場>
八王子市大谷町234 ABCハウジング八王子住宅公園内
電話番号 042-643-6066
042-656-8017
営業時間 10:00~17:00
無休(年末年始除く)

 

 

第3位 株式会社福安工務店

株式会社福安工務店の画像1

おすすめポイント
Point 1. efドミノ住宅が好評
Point 2. 家族をひとつにする空間づくり
住所 東京都八王子市片倉町629-24
電話番号 042-638-8050
営業時間 9:00~18:00
定休日:日曜・祝日

 

 

家を建て替える目安はどれくらい?


一戸建ての住宅を購入して住んでいると、ライフスタイルの変化や家の老朽化などが気になる場面があるかと思います。では、具体的にライフスタイルや住宅にどんな変化があった場合に、建て替えを検討すると良いのでしょうか。

調べたところ、以下のような変化があったタイミングで建て替えを意識し、実施することが多いようです。

・子供の年齢が上がって、狭くなってきた時
・一緒に住む人の人数が増えた時
・家の老朽化が気になり始めた時
・耐震補強をする必要が出てきた時

まとめると、ライフスタイルの変化で現在の部屋が狭くなったと感じ始めた時や家の設備の老朽化を感じた時が、建て替えのタイミングです。人数が増えても建て替えによる増床や増築で対応できそうな場合や費用が問題ない場合は、建て替えを行っても良いでしょう。

家の老朽化については、施工をきちんと行ってきたかどうかや定期メンテナンスの有無によって、建て替えを行う時期も異なってきます。第三者機関や担当業者による定期メンテナンスでの異常確認や補強工事がきちんとされたかによって、建て替えの要否が判断できます。

また万が一、住んでいる家が1981年6月1日以前に竣工した建物の場合は、耐震基準が古いものになっており現在の耐震基準に当てはまっていません。地盤調査も行われていない可能性が高いため、早めに耐震診断と建て替えを行うべきでしょう。

  • ライフスタイルの変化や家の設備の老朽化が気になったら建て替えよう
  • 施工品質や定期メンテナンスの有無によって建て替えのタイミングは異なる
  • 1981年6月1日以前に竣工した建物の場合は現在の耐震基準を満たしていないため、早めの建て替えがおすすめ

家を建て替えるメリット・デメリット


家の建て替えを行うことで、それぞれメリットやデメリットがあります。メリットは、「設備や構造を全て新しくできる」・「希望の間取りを実現しやすい」・「耐震補強ができる」などがあります。

建て替えは家の全てを解体してから工事を行うため、家の設備や構造を最新のものにできます。間取りも自由に設計できるため、間取りを変えるのはもちろん増床や増築も実現しやすいです。また、新たに工事を行うことで耐震性を補強できるため、地震による倒壊のリスクを減らすことができます。

反対にデメリットは、「費用が比較的高い」・「工期がリフォームより長い」・「法律の関係で建て替えできない場合がある」などはあります。建て替えは家の全てを解体して新しく立て直すため、どうしてもリフォームよりも費用が高くなってしまいます

それに併せて、工期も長くなってしまいます。そのため、工事中に住む仮住まいに長いこと住まなければなりません。また、住んでいる物件が再建築不可物件という、法改正によって不適格と認定されてしまった建物の場合は、そもそも建て替えができません。

その場合は建て替え可能にするためにも、別の工事やリフォームが必要になるため費用がかさんでしまうケースもあります。

    【建て替えのメリット】

  • 家の設備、構造を最新にできる
  • 希望の間取りを実現しやすい
  • 耐震性を補強できるため、地震による倒壊のリスクを減らせる
    【建て替えのデメリット】

  • 費用が比較的高い
  • リフォームより工期が長い
  • 耐震補強ができる

家の建て替えってどれぐらいの期間でできる?工事開始からの流れ

家を建築後、年数が何年も経つと、様々な所に古さや傷みが生じてくるため、建て替えをする必要が生じてきます。住み慣れた土地に建て替えをすることで、また新築の時のような気持ちで生活をすることができるようになります。

家の建て替えはどういう手順で進むものなのか、その流れを理解し、期間についても知っておきましょう。

家の建て替えを依頼する会社を決める

家を建て替える場合には、専門に請け負っている建築会社を決めることがまず必要なことです。今の家を建設した会社や販売した不動産会社に相談をすると、事情をよく解っているため、話を進めやすくなります。

また今回新しくリフォームを専門にしている会社に依頼をすることもできます。実績数の多い評判の良いところに依頼をすると安心できます。

たとえば八王子というエリアに絞って建て替えを検討する場合には、八王子でリフォームを多く扱っていて、評判の良い会社をランキングにしたサイトなどがありますので、こういった情報を参考にしてみます。

八王子に根ざして事業を続けている工務店や大手の住宅メーカー、さらには施主の希望にそった家づくりで評判の良いところなどがリストアップされてきます。それぞれの会社の特徴やおすすめポイントなどもわかりやすく書かれていますので、参考になります。

自分達の好みや希望を叶えてくれるような会社を探すことが必要です。ゆっくりと時間をかけてこういった情報を読み、検討をして一社に絞るようにします。

建築施工会社を決め、相談に足を運ぶ

じっくりと依頼する会社を決めたら、実際に相談のために予約をしてから訪ねるようにします。会社やスタッフの雰囲気や対応を確認するためにも、会社や店舗のある場所へ直接出向くことがおすすめです。

建て替えの気持ちがあることと、どのようにしたいのか等、依頼者としての希望や好みを伝えます。また工事にかかる期間などもだいたいの希望を告げておきます。

依頼する家の作業に要する期間はそれぞれですので、一概に最初から期間について決めることはできませんが、建築会社にだいたいどのくらいかかるものかを聞いておきます。 作業内容から発生する費用についても、見積もりを出してもらい、納得をしたら工事に入ります。

新しく建てる家は、今までの家に住んだ時の体験を活かしながらよりよいものを作る意欲がわいてきます。初めての時とは違い、施主の方にも多少家づくりの知識と情報が備わっていますので、建築施工会社のスタッフに希望や好みを伝えることが必要です。こういった希望や誠意をもって聞いてくれて、適切なアドバイスをしてくれる会社を選ぶことが大切です。

古い家の解体と新しい家の建築について

建て替えの場合には、今まで住んでいた家を解体し、新しい家をその土地に建てることになります。したがって解体作業が必要になります。 一般的には一軒家の場合、解体に必要な期間は2週間くらいだといわれています。よほど大きな家であったり、気象の都合で工事ができないこともありますが、多くの場合にはおおよその期間を頭に入れておきます。

古い家には住めなくなり、新しい家ができ上がるまで、借り住まいに住むことになります。賃貸料を払いながら家の建築を依頼するわけですから、なるべくスムーズにすべての作業が進むことを希望します。

家を建築する際に要する期間はそれぞれによって違うため、決めることはできませんが、一年ほど前から検討をし、半年くらいかかる工事や引っ越しが一般的となっています。

八王子で人気のある工務店のホームページなどでは、流れについて説明されていますので、理解しやすくなっています。あらかじめこういった情報で建て替えについて理解をしておくと、発注をしやすくなり、希望や好みを話す際にも役に立ちます。

家の建て替えの際に注意すること

古い家が建っている場合、どんな場所でも解体と建て替えが可能ではありません。場所によっては不可能な状態もありますので、あらかじめ現場をきちんとチェックしてもらうことが必要です。

また古い家を解体する際には、騒音や汚れなど近隣に影響を及ぼす作業を行うことになります。解体を長く行っている信頼できる専門会社の場合には、工事着工の前に工事担当者が近隣に挨拶に伺い、環境面や安全面に配慮をして工事を進めることや工事期間についての説明をきちんとしてくれます。 建築施工会社を決める時には、こういった配慮が行き届いているところに依頼をすることが必要になります。

地盤調査なども責任をもって行い、地盤が弱い場合には地盤改良を行って作業を進めることができるような知識と実績のある建築施工会社に依頼をすることが大切です。こういった確認作業は素人ではできないため、信頼できる専門会社の調査が必要になります。結果についてもわかりやすく説明をしてくれるところは多くの人達の評判が良いので、頭に入れておきます。

新しい住まいの建築と完成を迎えるまで

古い家の解体工事が終了すると、希望や好みにそって設計された家の工事が始まります。期待や夢で新築の時のような楽しさのある期間です。この頃の住まいは借り住まいですので、必要なものが収納できるスペースのところに住むことになります。

借り住まいから時々は新しい家の建築状態を確認に訪れます。希望や好みにそった住まいが出来上がっていく状態を、じっくりと目で見ることができることも良い体験になります。前に住んでいた家の時にもこういった体験ができている人達は、その体験を活かしてより効率的に建物のチェックができるようになります。

何度か経験する家づくりによって、自分達の家に対する愛着と大切にする気持ちが強く芽生えます。 土地を購入して家を建設することは、そのあたりに魅力があります。

古くなったから引っ越すのではなく、建て替えという方法でまたフレッシュな気分でよりよい家づくりができるようになるのです。 家の建築に要する期間は建て方や家の広さで開きがあります。施工建築会社と相談をして好みや希望も聞いてもらいながら、自分達の家づくりに必要な期間を大切に過ごします。

家の建て替えの流れで見えてくるもの

古い家を解体して新しい家を建てることは、新築の時よりも気をつけることがいくつかあることが理解できます。しかしそういった知識や情報を頭に入れておくと、また家を購入するよりも費用はかからずに済みます。 気に入っていて慣れ親しんだ場所である場合には、解体をして家を同じ土地に建築することに魅力を感じることになります。

八王子を例にとって考えると、古い家の解体をして同じ場所に新しい家を建築する実績が豊富な工務店がいくつかあります。工務店のホームページには実績例などがわかりやすく掲載されており、イメージとしてつかみやすくなっています。 建て替えを検討している場合には、こういった情報をなるべく多く入手し、どういったものなのかをイメージしておくことが必要です。

そして実際に信頼できる専門会社を決め、何度も打ち合わせをして、家づくりに取り組んでいきます。 作業をあまり慌てさせることも控えるようにします。天候や土地の形態などで時間がかかることもあります。あらかじめ作業に要する期間については、施工建築会社と相談をして決めることが一番です。

家の建て替えってどれくらい費用はかかるの?平均的な相場は?

家の建て替えをするには、相応の費用が発生するものです。

一方で住宅を購入する時に、中古住宅を購入して建て替えるという方法もよく行われます。中古住宅をリフォームして、そのまま住むという方法もありますが、場合によっては新しい家を建てた方がメリットは多いこともあり、住宅購入の手段のひとつといえます。

住宅購入の手段とそれぞれのメリット・デメリット

理想の家を手に入れたいと考えるのであれば、新築で注文住宅というのがベストな選択ですが、もっとも多くの費用がかかるものです。

一方で新築でも建売住宅は比較的手頃な値段で手に入れることができます。ただし、新築の場合には新築を建てるための土地が必要です。八王子市の場合には、この土地を確保するのが難しいため、新築という選択肢は限られるのがデメリットといえます。

中古住宅の場合には、一種の建売住宅と言えるものですが、新築とは異なり築年数が経っているものです。八王子でも中古住宅の件数は多いですが、こちらも条件が制約されることになります。それに古い場合にはリフォームやリノベーションなどを行うことになるため、案外お金がかかるものです。

すでに宅地が飽和状態にあるような地域では、中古住宅が現実的な購入手段といえるものになります。また中古住宅を購入するのではなくその土地を目当てに購入し、建て替えによって新築を手に入れるという方法もあり、お金はそれなりに掛かるものですが、理想の家を作ることができる方法です。

購入手段のお金のかかる相場は?

住宅の価格は、土地と建物に分けられ、さらに広くなるほど高額になります。また立地の良さは土地の価格に影響を与え、特に鉄道の駅やバスの停留所、また幹線道路に近いところや周辺の公共施設や買い物が出来るお店が多い場合には高くなるものです。

八王子の新築の相場としては、平均的な50坪前後のもので2000万円前後ですが、100坪前後になると4000万円以上になります。立地によって左右され、また分譲住宅でもブランド力のあるものは価格も高くなります。

一方で八王子での中古住宅の価格は、その条件によって大幅に変わりますが、築年数が30年程度のものであれば、おおむね条件としては新築の半分程度です。築40年以上となると700万円程度で売りに出されているものもありますが、いずれの場合も古い場合には、設備をリフォームする必要があります。

あまりにも古いものは耐震性で不安があるため、それらにも対処する必要があるなどそのままの状態で住むということを別にすれば、意外と住めるようにするのにお金がかかるものです。

家を長持ちさせるための修繕を入れるタイミング

住宅に限らず建物はメンテナンスが重要で、適切に行うことで長持ちさせることができます。新築を購入した場合には、そのタイミングを知っておく必要がありますし、中古住宅を購入する時にもメンテナンスが適切に行われてきたかによってその建物の状態が変わってくるものです。

一般的に本格的な修繕を入れるタイミングは25年から30年で、それまでの間にも問題があれば修繕していく必要があります。特に建物の寿命を縮めるのは湿気であり、雨漏りや水漏れには特に注意しなければなりません。

木造住宅の場合には、部材を腐らせることになりますし、鉄骨造であってもダメージを与えます。また鉄筋コンクリート造の場合には高気密となるため水の浸入により湿度が高まり、カビが生える原因になります。このような問題に気づいた時点で、はやめに改善するための修繕を行えば建物へのダメージを軽減することが可能です。それに築年数からも行うことが大切で、特に屋根や外壁は期間を予め決めておきスケジュール通りに修繕することで長持ちさせることができます。

リフォームの目安とその費用相場は

築年数が20年以上経過してくるとさまざまな場所で不具合が発生してきます。現代の建物はそう簡単にはダメージを受けないような優れた建材が使われていますが、かえってこの良い建材のおかげで日頃のメンテナンスをなおざりにしてしまい、リフォームをする際にお金がかかることになるものです。

基本的には、屋根や外壁に関しては20年目程度には塗り替えをして撥水性を与えることで本体へのダメージを少なくすることができます。塗装をしないままであれば本体にダメージを与えることになり、より短い年数で本格的な修繕を行わなくてはならなくなります。

屋根の場合にはほぼ消耗品に近いものですから、雨漏りが起こる前にリフォームすることになります。屋根の塗装が出来るのはスレート瓦や金属屋根だけで、日本瓦を使ったものは基本葺き替えとなります。塗装の場合には一般的には200万円程度で行うことができますが、張替えとなると倍程度は掛かります。ただどちらにしても足場を作る必要があるので、屋根と壁を一緒にリフォームすれば足場代が安くなるというメリットはあります。

古くなった家は補強か建て替えか

すでに住んでいる家や中古住宅を購入するという時の選択肢として修繕して住み続けるか、または建て替えてしまうかの2つがあります。費用から見れば修繕の方が安く抑えられるのは事実です。理由としては、建て替えではその家を解体する必要があり、大量の廃棄物が発生するためで、その点で修繕の方が廃棄物を少なくすることができるので安くなります。

可能であれば修繕の方が良いですが、あまりにも築年数が古いものや大胆なリノベーションをしたいと考えた場合には建て替えがベストな選択です。古いものは耐震基準が現在の基準に満たないケースもありますし、長い年月で湿気によるダメージによって耐震性能を発揮できないようなケースもあります。

また大胆なリノベーションをするためには柱が邪魔になることもあり、その柱を除去することもあるものです。もちろん、失われた柱分の補強は行われますが、もともと建てられた時の家の構造からみて変化するため耐震性能が発揮されないリスクを高めてしまいます。このように古すぎる家の場合や理想の家を建てたいという時には新築にした方がメリットは大きいものです。

古い家を建て替えするための費用相場

単純に考えれば一から家を作る方が、現代的な間取りで設備も新しくすることができるため快適な家に住まうことができます。しかし、何事にもお金が必要で、限られた予算の中から捻出しなければなりません。

建て替えをした方が良いケースというのは、その建物の状況によります。雨漏りや水漏れによる損傷が激しい場合やシロアリの被害を受けている、また地盤沈下で家そのものが傾いている場合にはリフォームで対応しきれないこともあります。仮にリフォームで行うにしても相応のお金が必要で、ひどすぎる場合には建て替えの方が費用対効果は高いものです。

建て替えるための費用相場は地域や状況によって異なります。元々の建物の解体費、地盤に問題があった場合の地盤改良費、そして新しい建物を作る建築費のほか、仮に住む家の確保や、また新築を建てることの税金などの負担も考えなければなりません。

すでに保有している家では土地の取得費用はかかりませんが、中古住宅を建て替え前提で購入する場合には土地の取得費用も含まれるのでそのぶん割増となり、新築を建てる以上のお金が必要です。

えっ!建て替えできないの?知っておきたい再建築不可物件

八王子市で新築の家を建てるために土地を購入する際、注意したいのが再建築不可物件です。再建築不可物件とはどんなものであるか、どういった理由で新築や建て替えができないのかを知らない人は少なくありません。ここでは再建築不可の物件についての詳細に加えて購入する際のメリット・デメリット、購入後の活用法などに関して解説します。

再建築不可物件の詳細と建て替えができない理由

再建築不可の物件とは、現在存在している建物を取り壊して新たに建て替えることができないと法律で定められた物件のことです。建築基準法の第42条の規定により、敷地が道路に接していない場合は建物を建築することができません。ここでいう道路とは幅員4m以上を指し、さらに土地が2m以上接していないと建築が認められないという法令です。

ただし例外があり、この規定が制定される前より建築され存在する建物に関してはわざわざ取り壊す必要がなく、そのままで問題ないとされています。また幅員4m未満でも建築基準法におけるみなし道路などに該当する場合は、新たな建築が可能となっています。

再建築不可の物件での建て替えができない理由は法律で定められているからですが、これら義務が課せられているのは都市計画区域にある物件のみです。都市計画が定められていない区域であれば適用されませんが、八王子市の市役所・役場との協議が必要であったり、市の条例による取り決めに従う必要があるケースも考えられるため購入する際には注意しましょう。

再建築不可物件を買う際のメリット

再建築不可の物件がどんなものかを知ると、物件を選ぶメリットが感じられず避けるようになるかもしれません。しかし他の人も同じ印象を持つということも販売側も想定済みで、不動産屋は価格を下げて販売することが多くなります。

その結果資産価値が下がるため購入価格はもちろんのこと、固定資産税など土地や住宅にかかる税金も安くなるということです。 加えて再建築不可の物件を求めるということは、昔ながらの住宅を入手することに繋がります。古来の建物を好む方はもちろん、工務店に依頼する形でリフォームやリノベーションなど改築を前提として暮らしたい方にも最適です。

さらには税負担が減るため、リフォームやリノベーション費用に資金を多く回すこともできます。好みの空間を、大きな予算をかけることなく得られるのは魅力的です。なお購入金額を安く抑えることができた分だけ、耐候性・耐震性や断熱性など住宅の基礎基盤の強化に充てることができる点も大きなメリットです。

ただ家の強度など現状を診断・把握するホームインスペクションが必要であり、改築に加えてその診断も工務店に依頼するか、工務店が業務を請け負っていない場合は別の業者に頼む必要があることは覚えておきましょう。

購入する際のデメリットやリスク

再建築不可物件を購入する上でのデメリットは、文字通り再建築できない点です。地震や火災・台風など自然災害で建物が半壊および全壊してしまうと、新たに建物を建てることができません。

購入する際にホームインスペクションを行って、耐熱や耐震など補強・補修を必ず行うようにします。家の補強が終わって住み始めても、定期的な点検とメンテナンスは必須です。

次に再建築不可物件は、通常は購入時の住宅ローンが通りにくいとされているのもデメリットの1つです。融資が通りづらい理由として、メリットである資産価値の低さが挙げられます。担保としての評価が低くなると、金融機関は融資を避ける傾向にあるからです。

債務者がもしも返済できなくなった際には該当する不動産を売却することで代金を回収しますが、再建築不可物件に関しては担保価値が低いため換金性が低くなってしまうため避けられやすいという構図です。

また永住する予定であればあまり関係のない話ですが、一般的な中古物件と比べて売りにくい点もデメリットとして挙げられます。新たに建て替えできない点や接道が狭くて車が入るのが困難な点、住宅ローンを組みづらいなどが理由です。物件としての価値が低くなるため、単純に価格がつかないということもその要因となります。

ただし土地を倉庫など建物以外の目的に利用する場合や、物件に隣接した土地の持ち主に売却する場合などには十分な利用価値があるため、その限りではありません。

購入した際における物件の活用法

物件を購入した際にホームインスペクションをきちんと行い、工務店に依頼して住宅の強化とリフォーム・リノベーションを施工することにより邸宅の寿命を長くすることで中長期的に住むことができます。それだけでなく、再建築不可の場合でも近隣の土地を入手することで建築が可能となる点も見逃せません。

これは購入時に接道義務が満たせてなかったとしても、近隣住宅の変化や周辺の土地を買い取る機会を得ることによって条件が変化し再建築が可能となるためです。当然、再建築が可能となる条件が満たされれば資産価値が上がります。将来売却を視野に入れている場合、購入時よりも高値で売却できるケースも少なくないということです。

また建築が不可の状態であっても、賃貸物件として貸し出すことはできます。昔ながらの住まいであれば、珍しく感じて借り手が付きやすくなることも十分考えられるでしょう。

その他、独自のノウハウを持つ不動産会社が積極的に再建築不可物件を買い取ることもあります。近隣住民と交渉して土地を買い取り、さらにリノベーションで資産価値を上げるといったテクニックを駆使することが多いです。再建築不可の物件は、このように手が出しにくいように見えて活用法は意外とあります

再建築不可の物件を売却する上でのポイント

もし現在再建築不可の物件を持っていて、手放したいというのであれば隣地の住人に買ってもらうという方法が良いでしょう。古来より不動産業界では、隣の土地を買うというのは一般的な手法であるからです。

その理由として、たとえ再建築が不可である土地であっても隣地に住む方にとってはいくつかのメリットがあることが挙げられます。 地続きの土地となるため、その不可の土地を買うことによって隣人自身の土地の価値が上昇します。土地の価値は前面道路によって変わるとされており、あらゆる土地が隣地を購入することで前面道路が変わって価値が変動するという訳です。

これにより再建築が不可能であった土地が可能となり、価値が大きく上昇します。その結果不整形地が整形地になったり庭・駐車場での利用ができたり、マンション・アパート用地として一体化ができるなど多くの利点が生まれます。

加えて第三者よりも隣人はメリットが多いため、通常よりも高い価格で購入してもらえる可能性が高いです。そのため物件を売却する際には、まずは隣地の住人に声をかけると良いでしょう。

条例を駆使することで建築可能となる場合も

都市計画区域に存在する再建築不可の物件は、建築基準法によって幅員4m以上の道路に対して2m以上敷地が接していなければならないという条件がネックとなっています。これを接道義務と言いますが、実はこれに満たない道路であっても建築不可にはならないケースもあります。

たとえば裏通りには4mに満たない道路があり、通り抜けが出来ない突っ込み道路と呼ばれるものも同様に建築基準法を満たしていませんが再建築は可能です。自分の土地を私道として特定行政庁に認可してもらう、位置指定通路も同じです。

中でも最も多いケースは、現行の道路の中心部から2m下がった場所であれば建築可能という条項が挙げられます。これらは建築基準法の第42条・第2項に規定があることから2項道路と呼ばれたり、道路とみなすという意味からみなし道路と言われるものです。

このように道路の中心線から2mの位置まで下がることをセットバックと呼び、これが必要な土地は有効面積が減る上に建築面積まで減ってしまうものの、条例を駆使することによってほとんどの土地で再建築が可能となります。

他にも周囲の土地条件に左右されますが、建築物の周囲において災害時に緊急避難ができる公園や広場がある場合、4m道路に接していなくても特例として建てられるケースがあるのも覚えておいてください。