八王子は交通の便が良く魅力的な施設も多いので家を建てるには好都合な場所です。土地探しから家づくりを始めなければならない方にとって、最適な土地を探すのは意外に難しい作業になります。
立地のいい土地を探すために苦労しないで決めるためにはどのような方法を選べばいいのでしょうか。
もくじ
土地探しはネットワークを使った情報取得が必要
東京で住みやすい街と言われているのが八王子市です。交通の利便性が良く、自然にも恵まれているので住みたいと考えている人が多い地域となります。八王子市内で人気の学区や交通のいい土地を見つけようとすると意外に苦労するものです。
理由は、条件の良い土地は地元の不動産業者や工務店のネットワークで情報が出るとすぐに押さえられているからです。工務店やハウスメーカーは、地元の不動産業者とつながりを持っていますから、良い土地を求めるためには情報取得が必要です。地元八王子で歴史のある工務店であれば独自のコネクションを持っていますから、良い土地を見つけてくれることが多いです。
家を建設する際には「これはと思える土地」を確保できれば理想の住まいをつくることができます。住みたい条件にあった土地は意外に少ないもので、物件自体が流通する前に情報のやり取りがされているケースが多いです。
したがって信頼できる工務店やメーカーに土地探しを依頼することも重要なことになります。環境の良い八王子ではますます条件を満たす土地は少なくなるので日ごろの情報収集が大切になるのです。
初めて一戸建てを購入する人の土地探し
初めての一戸建てを購入する際には注文住宅がいいか分譲地の建売がいいか迷います。
注文住宅を建てようと思えば土地取得から行うことになり、理想の土地探しから家づくりを行うことになります。八王子のように人気の高いエリアでは、交通の便が良く環境に恵まれており最寄りの駅からも近いといった条件の土地を探すのは困難な作業になるのです。
再開発の計画予定がないか、用途地域による建物の制限がないか、建ぺい率や容積率など建物の知識も必要です。土地の適性を見るための要素は多く、その土地が地盤や浸水地域でないかなど調べておくことは山ほどあります。
これらを全てクリアーできる土地を見つけること自体が困難な作業になるのです。避けては通れない重要な問題です。こんな時、既にそれらの要素を調べ上げて開発行為がされている分譲地を探すことが出来れば理想の実現に近づくことになります。
大型開発の分譲地であれば、区画整理もされていますし環境施設が整備されていることが多く、小規模開発の土地よりは有利になっていることが多くお得な物件もあります。
八王子にある分譲地の良さと悪さ
八王子市内には、多くの建設業者が開発した分譲地があります。分譲とは、分割譲渡という意味である程度の大きさの土地をいくつかの区画に分割して、道路や周辺の整備をした後１戸ずつ販売する形式が獲られます。
既に建築が完了した建物を一体にして販売する「建売住宅」などや指定した建設業者が家を建てる「建築条件付き」土地が多く自由に家が建てられる分譲住宅内の土地は見つけるのが非常に困難になります。たとえ分譲地内に条件が付いていない土地があったとしても周辺の土地より価格の評価が高いことが多いです。
注文住宅との違いは、自由な設計の余地がどれだけあるかといった点にあります。分譲住宅の場合、区画を分けて販売されますから建設用地の関係もあり、建物には制約があり自由な設計というわけにはいきません。
２所帯住宅や店舗併用などの住宅を望むのであれば注文住宅が好ましく、分譲住宅でそのような土地がないかを探してみるのも一つの方法になります。地元の土地に精通している不動産業者なら注文住宅に適した土地探しと、ある程度の自由が利く建物を建てることが出来ます。
「建築条件付き」の土地の良さと悪さ
分譲住宅や建売り住宅を何件か当たってみると条件に合わないことが多いものです。土地探しはできるだけ多くの物件を見ることが良いと言われています。そこで選択の中に入ってくるのが「建築条件付き」の土地です。
期限を決めてその期間内に建築依頼することで購入できる土地です。一般に建設業者が請負契約締結することが多く設備や建築仕様などの指定を受けることが多くなります。グレードを高めた設備を入れたり、規格外の構造の建物を建てられなかったりするデメリットが発生する場合があります。良い土地ほどこのような建設業者を選べない不便さを覚悟する必要があるのです。
メリットとしては、ある程度建物にパターンが決まっており安心できることと、建設費用があらかじめ決められているので資金計画が立てやすいということがあります。土地を購入してから建てるまでの段取りがいいのでスピーディに家が建てられるのです。
デメリットは、土地の契約を結んでから３か月以内に建物の仕様を決める必要があり、忙しい日常で対応することが難しく業者を選べない難点もあります。
家を建てるならハウスメーカーか工務店か？
八王子で家を建てるならハウスメーカーで建てるか、地元の工務店に依頼する方法があります。どちらにもメリット・デメリットがありますから比較してみます。
ハウスメーカーのいいところは、全国規模で営業をしており経営基盤がしっかりしていることがあげられます。ブランドの強みや営業に関しても信頼がおけるので依頼しやすい面があります。悪いところは、メーカーが建設するのではなく下請けが施工を担当するので設計などの自由度に欠けることがあるのです。宣伝費や営業マンの人件費を施主が負担している面があります。
工務店に依頼するメリットは、地域密着型で地元に精通しているので土地探しからこまめな対応をしてくれることです。コストを抑えて建設できることが多くなります。自社で担当するので安心度があります。悪い点は、経営基盤がしっかりしていないので倒産などのリスクを負う必要があるのです。
モデルハウスなどの設備がなく実物を完成しないとわからない不安もあります。注文住宅といってもいいような建物の設計の自由度があり相談しながら建設できる良さもあるのです。
注文住宅と分譲住宅ってどのように違うの？
注文住宅がいいか、ある程度建物の自由度は制約されるが分譲住宅がいいかは迷う人が多いです。注文住宅は既に土地を確保している人や時間がかかっても自分の理想に基づいた建物を建てたいという人に向いています。
希望する特定の工法を選ぶこともできます。しかしながら設備にこだわると費用が超過してしまい資金計画と合わなくなることもあります。分譲住宅なかでも建売住宅は、土地を探す手間がないことで便利な場所や新しい街づくりを考えてエリア全体の発展を考えて造成された土地であることが多いです。
建売住宅で既に建物が完成している場合は、物件を確認して購入できますから注文住宅と違い「こんなはずではなかった」という不満が出てくることはありません。地の利に優れたところに八王子市内でも建設されている物件が多いのが特色になります。
資金的にもある一定の範囲に設定して家づくりができるのでコスト面の有利さもあります。家づくりは目的があるので、家族の要望に合った立地を確保できるというメリットもあります。通勤・通学の足の良さ、暮らしやすさも家づくりには大事な要素になるのです。
八王子エリアは家を建てるのに良いエリアで、分譲住宅や「建築条件付き」土地も多いです。各々の良さや悪い点がありますが、難しさを覚悟して土地探しをする必要があります。
ハウスメーカーを選ぶか工務店を選ぶかによって違ってきますし、注文住宅を選ぶか分譲住宅を選ぶかでも違ってきます。良い土地を取得することこそ住みやすい家づくりになるのです。
