八王子でマイホームを建てようと決めたものの、どうやって良い土地を探せばよいかわからない方が多いでしょう。
家を建てた後で後悔しないように、家のことだけでなく土地のこともしっかり考えなければなりません。
どのような家を建てたいか、間取りなども考えながら、予算や土地の安全性など、さまざまな条件を考慮して探す必要があります。
もくじ
エリアについて詳しく調べてみよう!
土地探しを始める前には、そのエリアがどのような場所か知っておく必要があります。八王子に建てるといっても通勤や通学が楽にできるか、家族連れで利用できるような施設がそろっているか、病院やスーパーなど必要最低限の施設や店舗があるかなど希望条件と照らし合わせることが大切です。
希望条件があまりに多すぎると、なかなかいい土地が見つからないこともありますので、これだけは絶対に譲れないという条件を家族で話し合って決めておけば、土地探しがしやすくなります。ある程度絞れたら、そのエリアについてよく調べてみましょう。夜になってもうるさくて落ち着かない、今は静かだけれど再開発によりにぎやかになるかもしれないなど、たくさん情報を得ておけば後悔する可能性も低くなります。
土地を購入してマイホームを建てるとなると、土地と家の両方で資金が必要となりますので、土地を購入したものの家を建てられないなどということにならないよう、しっかりと予算を把握しておきましょう。土地代だけでなく税金などの諸費用が予想以上にかかりますので、その点も頭に入れておく必要があります。
不動産仲介業者の利用も考えよう
予算と条件が決まったら次は本格的な土地探しとなりますが、どのような探し方をすればよいのでしょうか。土地を探すには不動産会社へ相談するのが一般的といわれています。不動産会社には個人経営の小さなものから、全国に支店を持つような大手までさまざまです。その中でも分譲や売買が得意であったり、賃貸業務が得意であるなど、それぞれに得意とする分野があります。
広告活動を頻繁に行っているような大手であれば、土地についての情報量は豊富にありますが、その分顧客数が多いため条件のよい土地がすでに売れてしまっているということが考えられます。一方で小規模でも長年地域に根付いて不動産業務を行っている会社であれば、大手の会社が知らないような地域に密着したよい条件の土地を知っている可能性があります。
不動産会社の免許番号のカッコ内の数字は5年ごとの免許更新回数ですので、その番号が大きければそれだけ長く業務を行ってきた証拠です。大手に相談したものの条件のよい土地が見つからない場合には、一度相談してみるのも一つの手段でしょう。
インターネットでも土地は探せる!実際に土地を見てみよう
土地を探す場合には、インターネットでも可能です。まだ不動産会社や工務店など何も決めていない状態であれば、八王子と土地というキーワードで検索することで、リアルタイムで情報を得られます。インターネットで得た情報をもとにして、直接現地を見てみるのも重要です。
インターネットでも希望の土地が見つからないときは、車などで八王子エリアを回ってみると、掲載されていなかった売地が見つかる可能性もあります。ほとんどの売地にはその旨の看板が立てられていますので、売地の看板を見つけたら記載されている不動産会社に連絡してみましょう。実際に自分たちで見て回ることで、その土地の周辺の状態や雰囲気、周りにどのような施設があるかなどを知ることができるというメリットがあります。
また不動産取引価格や地価公示価格の最新情報を、インターネットで確認することも可能です。土地総合情報システムで地価公示、都道府県地価調査の項目をクリックして市町村などを選択していけば、八王子の情報を調べられます。あらかじめ価格を知っておけば、予算も立てやすいでしょう。
法令上の制限なども確認しておこう
自分で土地探しをする場合は特にですが、不動産会社などに依頼した時も法令上の制限を確認する必要があります。図面には土地の形状が掲載されていますが、ほとんどが大まかな形状や道路との接道部分だけのことが多いので、現地でしっかりと土地の状態を見ておきましょう。
市街化区域であれば用途地域が定められているため、地域ごとで建物の制限がかかります。敷地に対する建築面積の割合を示す、建ぺい率と容積率もチェックしてください。この建ぺい率と容積率がわかれば、建築可能な建物の最大面積が大まかにわかります。
高さや日影規制に道路斜線制限、北側斜線規制などさまざまな制限がありますので、不動産会社などに依頼している場合は詳しく説明を受けましょう。以前に家が建っていた土地なら宅地として造成されていることもありますが、全く手つかずの状態である可能性もありますので、そういった場合は新たに何らかの工事が必要になるかもしれません。いくら広くてよい土地であっても、予想とは大幅に違うこともありますから、現地での確認はちゃんと行っておくと安心です。
現地では何をチェックすればいい?
八王子でよい土地を見つけたら現地を訪問しますが、制限だけでなくチェックすべき点がたくさんあります。土地の周辺に雑木林や竹林があれば風や光を通しにくくなります。側溝の場所や広さも確認し、水はけがよいかも見ておきましょう。
晴れの日だけでなく、雨天時に訪れてみるのもよいかもしれません。 隣地との境界線がはっきりしていれば問題ありませんが、そうでない場合は土地内に越境しているものがないかを見てください。不明瞭な場合は、後でトラブルにならないよう業者を通じて売主に確認を取っておきましょう。
もしも敷地の間口正面に電柱があり邪魔に感じるときは、電力会社に連絡すれば移設工事を行ってもらえます。ただ掘削許可が必要なことがありますので、時間がかかる可能性を考慮しましょう。地域のゴミ置き場になっていることも考えられますので、電柱がある場合は要チェックです。
土地だけと思っていたら古家があったなど、思わぬ事態になることも少なくありません。取り壊しの費用などが買主負担となる物件も中にはありますので、それらの費用がどの程度かかるのか、費用を含めた土地の価格が適正なのかなど現地でのチェック項目が多々あります。
工務店やハウスメーカーへの依頼なら購入しやすい
マイホームの建築を検討する場合は、土地探しからというのが一般的です。しかし土地探しを不動産会社に、建築は工務店やハウスメーカーにという風に別々にすると両方を同時進行で行う必要があります。
土地の購入を考えるとき、不動産会社でなく初めから工務店かハウスメーカーへ直接相談すれば、土地と家についてまとめて相談に乗ってくれます。工務店やハウスメーカーは土地や家、さらにそれらにかかる諸費用まで含めてトータルで見積もりを出してくれますので、予算オーバーになりにくいといえるでしょう。
不動産業者の中には物件の囲い込みと呼ばれる、チラシやインターネット上に掲載しない売地情報を保有していることがあります。顧客が多い不動産会社であれば、よい土地を購入するチャンスがあるとすぐに売れてしまうため、囲い込みで広告に掲載しないうちに売れてしまうことがあります。
よい土地が残っていない可能性が高いため、いきなり不動産会社へ行くよりも工務店などに土地とマイホームの購入を相談し、土地の交渉をしてもらうのが確実です。
不動産会社などを回っても、よい条件を持った土地はすぐに売れてしまいます。八王子でなかなかよい土地が見つからない場合の上手な探し方は、長年地域に密着して営業を続けてきた工務店に依頼することです。
こういった工務店は独自に情報網を築いていることが多いので、大手なども知らいないような土地が見つかることがありますし、土地の良し悪しを見分ける力も持っています。