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公開日:2019/09/01  最終更新日:2019/09/02

家を建て替えたいけど一括は難しい…ローンって組むことできるの?

憧れのマイホームを購入したい、今の家を建て替えたいとコツコツ貯金をしている方、八王子エリアにもたくさんいらっしゃると思います。

「家を建てたい」「建て替えたい」と願う多くの人は住宅ローンを利用していると思います。 八王子で理想のマイホームを建てる為にもおすすめの利用方法をご紹介します。

住宅購入に必要な資金はどれくらい?

では実際に住宅を購入するにはどれくらいの資金が必要なのでしょうか。マイホームを購入する予算を考える際に確認しておきたいのは、土地と建物の相場です。注文住宅の購入には土地と建物の両方を購入する必要があり、それぞれにどのくらいの予算をかけられるのか、土地と建物のどちらをより重視して家を建てるのか検討する必要があります。

土地の購入金額はエリアによって価格差があり、首都圏に近いほど高額になる傾向にあります。土地付きの注文住宅の購入には4,000万円から5,000万円程度の金額が必要とされており、土地と建物両方を購入するには総予算も多めに考えておきましょう。

すでに土地を所有していて建物だけ建てる場合や、建て替えをする場合には3,000万円から4,000万円程度の金額が必要とされています。もしもすでに土地を所有しているのであれば、予算を建物だけに当てる事ができ、こだわりの家造りをする事が可能です。

八王子で注文住宅を取得する場合も首都圏と同じぐらいの相場と考えられますが、もしもこだわりのマイホームを作りたいなどのご希望がある場合はそれ以上の費用が必要になることもあります。

現金一括払いで住宅を購入するメリット・デメリット

住宅購入は大きな金額ではありますが、現金の一括払いができないという金額ではありません。 実際に一括で購入すると、ローンで購入した場合に掛かる金利や手数料が不要になるため、住宅取得費の総額がローンよりも安くなるメリットや、借り入れの際の審査や手続きなどの煩わしい手間がかからないというメリットもあります。

しかし現金一括で支払いをしてしまうと控除が適用されないというデメリットや税務調査が発生する可能性があるデメリットがあります。そして何よりも手元から大きな額の現金がなくなってしまうということがデメリットです。コツコツ貯めたお金で、一括で支払ったとしても、いざというときに、子供の教育費や必要になった医療費など必要な生活費を工面できないという事態が発生してしまっては意味がありません。

総コストが抑えられるということを考慮して現金での一括の支払いにするのか、たとえ住宅の費用以上の金額を支払ったとしても、日々の生活をきちんと送れることを考慮して住宅ローンを利用するのかはきちんと検討する必要があります。

住宅購入の際に受けられる融資の種類

住宅ローンを組む際は、まずはどこから借り入れするのかを決定する必要があります。借り入れできる機関は大きく分けて3つあります。銀行から借り入れをする「民間融資」、自治体などから借り入れをする「公的融資」、そして民間金融機関や住宅金融支援機構が行っている「公民協調融資」などです。

「民間融資」は大手銀行や地方銀行、ネットバンクなどの民間の金融機関から借り入れる方法です。個人にも積極的に貸付けを行っているので審査が通りやすいことが特徴です。また、金利は各銀行によって異なりますが、ネットバンクには金利の優遇もあります。

「公的融資」は自治体による融資や財形貯蓄による財形住宅融資などの借入方法です。金利も銀行の借り入れなどと比較すると比較的低いことが特徴ですが、審査の条件が厳しく設定されているため、審査を受けても借り入れを受けることができない事態が発生することもあります。

「公民協調融資」は「フラット35」が公民協調融資に当たります。「フラット35」は住宅金融支援機構と民間金融機関が提供する金融商品で、貸付けの基準や金利が比較的低く設定されていることから利用者も多く、住宅ローンとしてのイメージも強い借入方法です。

住宅ローンを選ぶポイント:①借入額・返済期間

借り入れする際に検討すべきポイントは、①借入額・返済期間、②金利、③返済方法です。 特に借入額や返済期間は慎重に決めるべきポイントです。注意したいポイントとして「借りられる金額と返済できる金額は必ずしも一緒ではない」ということを念頭に置いて借入額を決めましょう。

そのためには「毎月どれくらいなら返済できるか」ということを基準考えていくことが重要です。毎月の返済額は「毎月無理なく返済できる金額」に設定することがおすすめです。長期間で毎月返済していくことを考えると、少しの負担でも結果として家計に重い負担になってしまいます。

また、共働きの家庭で、出産・育児などでパートナーの収入が減ってしまう時期のことを考慮せずに返済額を決めてしまうというケースもあるためライフプランも意識して考える必要があります。

そして「いつまで返済する事ができるか」も重要なポイントです。最長35年が一般的ですが、自分の年齢や収入に合わせて返済期間を設定することが重要です。定年を迎えるまで、もしくは収入が見込める時期までに返済できる金額を検討しましょう。

住宅ローンを選ぶポイント:②金利の種類

借入金額・返済期間と併せて検討したいのが「金利」です。金利は大きく分けて「固定金利型」「変動金利型」「固定期間選択型」の3つに別れます。契約の際には金利推移などの調査をして自分にとってベストな選択をしましょう。

「固定金利型」とは返済期間中も最初に設定した金利から変更されない契約方法で、今後の上昇が見込まれる場合にはメリットとなります。しかし今後金利が下落する場合にも高い金利のまま返済をしなければならないデメリットもあります。 変動金利と比較すると高めの設定です。

「変動金利型」とは返済期間中の半年ごとに金利の設定や元本部分・利息部分の割合を変更する契約方法で、金利が急激に上昇してしまうと利息部分が増えてしまい返済が進まない事態が起こることもあります。 もしも今後金利の下落が見込める場合には返済総額を抑えられるメリットがありますが、金利が上昇してしまうと返済総額が増えてしまうことになります。 固定金利と比較すると低めの設定です。

「固定期間選択型」とは契約時に設定した期間の間は固定金利、その後は変動金利にするか固定金利にするか再度設定できる契約方法で固定金利型と変動金利の間をとったリスクに備えやすい方法です。

住宅ローンを選ぶポイント:③返済方法

毎月ごとの返済やボーナスを併用しての返済が基本です。毎月の返済方法も大きく分けて「元利均等返済方式」と「元金均等返済方式」の2つの方法があります。方法によって返済額が異なるので、自分にあった返済方法を選びましょう。

「元利均等返済方式」とは元金と利息の合計が均等になり、毎月の返済額が一定になる返済方法です。毎月一定の返済額のため、毎月の出費の計算がしやすく返済計画が立てやすい返済方法といえます。しかし、元金均等返済と比較すると返済額の総額が多くなりがちであることと、返済開始してからしばらくの間は借入金(元金)の減りが少ないことが特徴です。

「元金均等返済方式」とは返済額農地、元金に充当する部分の金額が一定となり、そこに利息を上乗せして返済していく方法です。 返済が進むほどに返済額が少なくなってく特徴や、元利均等返済に比べて返済総額が少ないというメリットがありますが、返済開始直後は返済額が大きいので家計に対する負担も大きくなりがちです。また、金融期間によっては取扱いがない場合も多く、注意が必要です。

 

借り入れをするためには「いくら返せるのか」「いつまでに完済したいのか」「どのような金利で借りたいのか」「どのような返済方法をイメージしているのか」この4つのポイントを抑えることが重要です。八王子で理想のマイホームを建てる・建て替えるために、ぜひ住宅ローンの利用も検討してみましょう。