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公開日:2023/03/15  最終更新日:2023/02/16

注文住宅にパントリーを設置して家事のストレスを減らそう!

夢のマイホームを作るとなった時、欲しい機能や設備はどんなものがあるでしょうか?人によって違いますが、玄関に土間、自分だけの書斎、広いウォークインクローゼットや収納、キッチン横にパントリーを作るなどさまざまな希望があるでしょう。今回は、キッチン関係の収納であるパントリーについてご紹介します。

パントリーとは

パントリーについて知っていますか?聞いたことはあるけれど、詳しく知らない方も多くなっています。パントリーについて詳しく説明します。

パントリーって何?

パントリーは食料品やキッチン用品などを収納するスペースのことです。ホテルの配膳室などを指す言葉でしたが、現代の住宅にパントリーを作る場合は、食料庫といった意味合いになります。

パントリーって必要?

日本の狭い住宅にパントリーが必要なのだろうか?と感じる方もいるかもしれません。実際、昔の日本の住宅にはパントリーはありませんでした。最近になって人気が出てきたのは現代の住宅事情の中で作るとメリットがたくさんあるからです。

パントリーは必要?パントリーを作るメリットとは

日本でパントリーが普及しはじめたのは、なぜなのでしょうか?本当にパントリーは必要なのでしょうか?メリットについて詳しく解説します。

たくさんの食料やキッチン用品などを保管でき、かつ物を取り出しやすい

パントリーの一番のメリットは、収納が大きいためたくさんの食料を置いておけるところです。キッチンは意外と物をたくさん置くスペースがありません。コンロ周りは調理する時に空けておきたいし、適当に冷蔵庫やテーブルに食材を並べて必要なものをその都度取り出していると時間がかかります。

また、キッチンにあまり収納がない場合、床下収納を作るのも日本の住宅では人気があります。あまり取り出さないものをいれておくにはよいですが、いざ床下から物を取り出すとなると腰を大きくかがめて扉を開けて…と結構面倒に感じてしまいがちです。床下収納を活用する場合は、低温かつ日光が当たらない保存方法が適しているものだけにしておくと、家事が楽になるでしょう。

パントリーであれば、広い収納スペースがとってあるので、食料やキッチン関連の調理用品を広々したスペースに置いておけます。キッチンの狭い収納に無理やり詰めこんでいると物が取り出しにくく、どこにあるかも分かりづらいです。パントリーを設置すれば物が取り出しやすいので、キッチンに物を詰めこむ必要もなくなりますよ。

買いだめしておける

キッチンが狭いと、あまりたくさん買いだめできないという悩みもあります。近年、感染症対策であまり外出しないので、まとめ買いする方が増えています。週に一度スーパーに行くと決めている場合は、買い物した当日は商品がたくさん。キッチンが狭いと商品をどこに置こうか…思ったより買いだめできないな…といった悩みができてしまいます。

パントリーがあれば、収納棚に商品を並べて使いやすくしておくこともできるほか、とりあえず今週すぐ使うものはまとめて置いておこう、と床に袋のまま置いておくこともできます。キッチンに物がたくさん置かれていると目につき、歩くのにも邪魔になりますが、パントリーなら保管庫なので置いておくのにぴったりです

また、災害時用の備蓄用品もたくさん買いだめしておこうとなると結構場所をとります。パントリーの一角を備蓄用品スペースにしておくのがおすすめ。備蓄用品を押し入れやクローゼットの奥に入れていませんか?入れっぱなしにしておいて、非常食の期限が切れてしまうことはよくありますが、もったいないですよね。パントリーに置いておけば賞味期限などの確認がしやすく、定期的にローリングストックして消費もしやすいです。

キッチンを片付けしやすい

キッチンの収納に物をパンパンに入れると使いづらく、物がどこにいったのも分かりづらいです。キッチンを主に使う主婦しか物の場所が分からない家庭もあります。広いパントリーがあれば、無理やり物を詰めこまなくてよいので、物を置く定位置を決めやすくなります

また、ラベルなどを棚に貼っておくことで、家族も物の位置が把握しやすくなるのでおすすめです。パントリーに食料品やキッチン用品を置いておけるので、キッチン収納にはよく使うものだけを置いておけます。お気に入りのキッチン家電やキッチン用品も飾ることができるかもしれません。キッチンに物が少なければ、片付けもしやすいです。キッチンやリビングは、お客さんが来た時に目に入るスペースなので、片付けがしやすいといざという時焦らなくて済みます。また急なお客さんが来た時にも、とりあえず物をパントリーに押しこんでおく、といった使い方もできます。

パントリーを作るデメリットとは

パントリーを作るデメリットはどんなものがあるのでしょうか?詳しく解説します。

パントリー用にスペースが必要

パントリーを作るにはある程度のスペースを確保しなければなりません。大きなパントリーづくりにこだわるあまり、キッチンが狭くなってしまってなんだか使いづらい…キッチンからパントリーが遠い…などとなってしまっては本末転倒になってしまいます。パントリーを作る場合は、キッチンやリビングとの広さのバランスや動線を考えてスペースを確保しましょう。

ある程度費用がかかる

パントリーを作る場合は棚や内装にある程度費用がかかります。家づくり全体の費用とのバランスを見てパントリーづくりにどれくらい費用がかけられるのか検討しましょう。パントリーは壁に収納棚をつけたタイプ、小さな小部屋のようになっているウォークインのタイプ、出口が2つあり通り抜けできる小部屋のウォークスルータイプなどがあります。壁掛けタイプは省スペースでリーズナブルに作ることができます。小部屋になっているタイプはある程度広さが必要になり、内装も凝るのであれば費用もかかります。

パントリーを使って家事動線・プランを考えてみよう

パントリーはキッチンや玄関との動線が重要です。どのように利用するのかを考える必要があります。

キッチンに隣接できるか

パントリーを作ると考えた時に重要なのがキッチンに隣接でき、使いやすい間取りかどうかです。ほかの部屋とのバランスを考えて、パントリーがキッチンから離れたところになってしまうと動線が悪くなってしまうので、本当にパントリーを作る意味があるのか考える必要があります。雑誌やSNSで見るパントリーはとってもオシャレな雰囲気ですが、理想ばかりが先走ってしまい、機能性が低ければパントリーを作る意味があまりありません。自分の家づくりに合ったパントリー作りを目指しましょう。

外部からのアクセスはどうか

キッチン以外にも、玄関や勝手口との位置関係も重要です。ウォークスルータイプのパントリーだと、出口が2つあるのでキッチンともう1つの出口は玄関にすると買ったものを入れやすくなります。壁面収納タイプだとキッチン以外からのアクセスは悪くなるかもしれません。住宅展示場でパントリーありの間取りを見てみると、雰囲気が分かりやすいのでおすすめです。

まとめ

たっぷり収納のあるパントリーは、家づくりをする際に取り入れたい!と思う方が増えてきています。買いだめや備蓄の必要性が高まっているので収納がたくさんあるのは魅力的です。インテリア雑誌やSNSで見るパントリーはきれいにこだわりの調理器具が並べられ、食料も箱に整理整頓されています。あまりはりきりすぎて大きなパントリーを作ってしまうと、キッチンやリビングが狭くなってしまう可能性もあります。自分の家づくりに合ったパントリーを作りましょう。スパイスをたくさん置きたい人は棚を多くつけてもらう、アウトドアのキッチン用品がたくさんある人は大きめの棚をつけてもらうなど、家族の使いやすい収納を目指しましょう。